ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめのレビュー・感想・評価
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異人種間にある「偏見」という病
笑ったり泣いたり、泣きながら笑ったりの繰り返しで大変だった〜
これは大好きだー
パキスタンからやってきた移民のクメイルと、白人の女の子エミリーが恋に落ち、付き合い始めるけれど、クメイルがエミリーに内緒で親から勧められたお見合いをしていたことが発覚
エミリーはそのことに激怒し、二人は別れてしまう
そして、その直後、エミリーが原因不明の病気になり、昏睡状態になってしまう
これは、主人公を演じたクメイルの実話を映画化した作品で、
アメリカにおける異人種間の恋愛を描いている
パキスタン出身の青年クメイルは、その見た目から「テロリスト」と言われて差別されることもある
しかし、クメイルの家族もまた、アメリカで暮らしているのにもかかわらず
「パキスタン人はパキスタン人と結婚するべき、白人と結婚なんてありえない」
という「偏見」をクメイルに押し付けている
クメイルは、エミリーが病気になり、彼女の両親と長い時間を共に過ごすことで、クメイルが当たり前だと思っていたパキスタン式のローカルルールが、彼女を傷つけていたことに気づく
これは、原因不明の病気でエミリーが昏睡状態になり、そこからクメイルが気づきを得る話であるけれど
異人種間にある「偏見」という「病」にクメイル本人が気づき、克服し、周りの人たちを変えていく話だった
アジア系の家庭には、このクメイルのように「家のしきたり」を守りたがるゆえに「親が反対するから」という理由で、うまくいかないカップルがとても多いように感じる
しかし、それは白人の人たち(エミリーのお母さんのような)からしたら「とてもバカげたこと」なのだけど
クメイル本人が、それが「バカげたこと」だと気づかないように、多くのカップルが不幸になってしまう
だから「差別しないでください」と言う前に「自分は相手に対して、差別や偏見は一切ないのか」と考えてみるといい
みんながその「病」を克服したら、世界はもっと平和で幸せになるということを、クメイルとエミリーは証明してくれたのだ
いやしかし、
私はクメイルがそのことに気づいて過ちを正しただけでも立派だと思う
アジア系の家庭の中では「家族が正しい」と思い込み、勘当されることを恐れ、親が決めたローカルルールの中で生きている人も多い
クメイルは、そのローカルルールから抜け出して「真の自立」をしたからこそ、本当に結婚したい相手に出会えたのだと思う
異人種間にある様々な問題について、時には笑いを交えつつ、楽しみながら観られたところが良かった
多くの人に観て欲しい作品
多様なものが認められたこの世の中、四方八方周りにいる人々は言うこと...
多様なものが認められたこの世の中、四方八方周りにいる人々は言うこと様々、そのジレンマに挟まれた時にゃ、もうどうすればいいんだ❗️❗️
こう叫びたくなる時が珍しくないのはお互い様、この映画は現実で実際に起きた実話をラブコメディ仕立てに調理しつつ幾多のジレンマという病に悩まされる人を描いた物語
実際この映画主人公は頑張ったよなぁ、俺はもう主人公がハンバーガー屋でキレるまでに3回はヤケクソにキレてたよ、尖った思いながらも、結局いくら色々ルールが前横後ろから何と言おうが、親子の糸は切れないし、相手に向けられた愛情や自分の思いは早々無下に出来ない
こんだけ多様な世の中なったんだもん、やってみたいことに1回果てるまでやってみなきゃねと、終わった後前向きになれるハートフルな映画でした
結末はこうでなくっちゃっね。
ビッグシック、って、まさかそのままの展開になるとは…。雑誌だとお国の慣習、生活感の違いが恋愛関係の妨げになる的な。こちらがメインかと思いきや、うまくいろいろかけてるんだろうなー、と。
好きなだけでは進めないし日々難問だらけ。これが人生だよな、ほんとに。結末も超ハッピー。幸せで泣ける。良かった。
連日の劇場鑑賞、やっぱ楽しい!3-F-5席、今日も靴下脱いでくつろ...
連日の劇場鑑賞、やっぱ楽しい!3-F-5席、今日も靴下脱いでくつろぎつつ…スイマセン。でもいいよね、鑑賞人数3人だったし。会員にまでなってしまったのに大丈夫か(笑)
評判通りとっても良い作品でした、見る価値大いにあり。
・相変わらずすぐ寝るとこから始まる。どういう文化なんだ!羨ましいだけだろって…うるせーうるせー(笑)
・主人公の見合い相手がみんな美人。こっちでもええんちゃうの(笑)
・ジョークは正直イマイチです。
以下、微妙なネタバレになるかも、お許しを。
感動ポイント
・信仰からの決別を宣言する主人公。『祈ってなんかいない、ゲームやってたんだ』 私は快哉を叫んだ。
・勘当された主人公に最後に会いに来た父親。思わず涙してしまいました。昨日、息子を怒鳴りつけたのが影響したかも(笑)
主人公二人の愛情にも心動かされるのだが、多くの人が抜け出せない宗教の闇を乗り越えた、それこそが素晴らしい、凄い。
あなたは信仰と家族とどちらを選びますか?
当然…ですよね。
暖かみのある家族のドラマ
実話ベースなんですね。主人公のまっすぐな生き方に惹かれ最後まで飽きずに見ることができました。
民族のしきたり的な障害を含め自分の両親にハッキリとものを言えない主人公にもどかしさを感じつつも、逆に彼女の両親との関わりの過程がとても素敵に描かれています。教師と軍人の娘という対照的な両親のキャラ設定は最初から最後までブレずに描かれ、特にお父さんのちょっと残念なユーモアにクスクス笑い、クールなお母さんと上手く絡みあっています。そんな彼女の両親に影響を受けながら少しずつ変っていく主人公。でも肝心なところでは一押しがきかない。それなのに最後の最後は簡単にまとめちゃった感じで、そこだけがちょっと勿体ないかな。感動はしたんだけどね。
でも、暖かみのある家族のドラマ、ラブストーリーとしてとても楽しく見ることができました。
不明の病気昏睡、奇跡の回復
ここ数ヶ月で、洋画2本、邦画1本鑑賞しました。病名がわからなくて昏睡に落ちる映画なんですよ。全て実話、新作。これはそのうち一番爽やかでした。途中どうなるのかと心配しましたが、結末まであり、良かったです。主役が、売れない芸人なんです。但し外国のジョークは、全く理解出来ず、トークショーは全く不明。わざと面白くなくしているのかも。恋人が謎の闘病昏睡、後は素晴らしい映画でした。
、、、、
赤の他人である彼女の両親との交流は良かった。
まるで異文化の様に感じる人もいるとは思うけど、日本も自由に恋愛できるようになったのはつい最近の事。
居心地の悪い笑いが延々と続き映画的には少し退屈でした。
予定調和ではない脚本
ほとんど事前に知識を入れずに鑑賞しましたが、大当たり。非常に楽しく、また、少し考えながら鑑賞しました。日本には宗教、人種間の問題は未だ希薄なので、その点は考えさせられました。
クメイルの親とは邂逅出来なかったのは予定調和でなく、真実故か。また、本人役を演じるクメイルにも大変好感。
ムスリム両親の雪融けが観たかった
残念ながら
おいらにとっては
よくあるロマンティックコメディの域を
脱していない作品でした。
それにしても
遠い異国の地に
同郷の花嫁候補が
あんなにいるのですね。
さすがに懐深い国です…かつては。
シンプルな話だけどホッこりする作品!家族は大切にしなきゃいけないと改めて実感!!
男性パキスタン人コメディアン「クメイル」とアメリカ人女性「エミリー」との恋の実話ストーリーなのでシンプルな話に終わると思っていましたが想像以上に良かったです。
文化の違いで家族は反対したりするけども本当に愛しているからこそできたいい実話だなぁっと思いました。
恋の話をメインにしているけど、クメイルの成長話でもあるし、実話話なので男性にとっては恋をするならこうアタックしてみろ!そして家族にはちゃんとあいさつしろよっ!といえる参考になれる話と言えるかもしれません。(笑)
クメイルの親はパキスタン人と結婚しなさいと言われるし、エミリーは昏睡状態になってエミリーの親との最初の出会いは最悪の状態だしいろいろありますが、とあるきっかけから最後はあ~やっぱいいなぁ~っとホッコリできてよかったですそしてうらやますぃ~~。
好きなシーンは、エミリーのお父さんとクメイルの2人だけで会話するシーンの中でお父さんが過去の経験からクメイルに1つ助言を教えてくれるのですが、女性がこの助言を聞いたらふざけるなと思うかもしれませんが、男性としてはホ~参考にしますって思っちゃいますが、絶対やっちゃいけない助言なのでちょっとこのシーンはご注目を(笑)
本音としては、劇場で観なくてもいいかなぁ~と最初は思っちゃいましたが、内容を見て面白い作品はやっぱ先に劇場でみとくのがいいもんですな(笑)
大切な人と観たい映画!
大切な人がそばにいる人も、
今の相手がそうなのか悩む人も、
いなくて探してる人も、
あらゆる人に観てもらいたい映画!
『一生この人と生きたいか』
そう、思える人と出会える幸せを
改めて感じることのできる映画。
異文化を理解すること、また古い考えを排除する難しさも感じながら、どう二人が乗り越えていくかも見所。
ハッピーなエンディングに
心がほっこり温まる映画です。
『全米でたった5館から始まった』映画なだけあり、お金をかけたところもなく静かに物語は進む。
間延びするところも多少あるので、
映画好きな方と見られるのがいいと思う。
国を超えた信念
試写にて。アカデミー賞脚本賞にノミネートされた話題作なのですが…
国籍や宗教の国際問題にユーモアで光を照らしてくれる傑作!人の自由に関わる重要なことなのにここまで良い意味でポップにできるのが素晴らしい!
ある一人の女性をきっかけに、大人たちは正解を知らないことを知る。完璧の正解なんて存在し得ないことを理解し、模索し続けるから、どう転ぶかわからなくとも行動をし続ける。とても良かったです。
ハッピーになるヒントが見つかる映画!?
"将来、結婚する"人生を考えている全ての人に観てもらいたい作品!
恋人とこの映画を観たら、観終わった時に思わずハグしちゃうかも…!(〃ω〃)
驚いたのは、コレが実話で主人公 クメイル 本人の話って事!
自分の事を脚本にして、自分が主演しちゃうってスゴイよね!笑
しかもアカデミー賞、脚本賞にノミネートしちゃうなんて!(OvO)
でも、そうしたくなるくらい、この映画・ストーリーにはハッピーになるヒントがたくさん詰まってる気がする☆
やっぱりGAGA配給の洋画は、私のどストライク作品ばかり!!
恋人とのデートムービー、一人で観る感動ムービーにおススメ!
結婚、恋愛、人生のヒントがココにあるかもしれませんよ?(*^^*)
2017年公開作でベスト10に入る傑作ロマンティックコメディ
THE BIG SICK 無神論者となったパキスタン人の青年が白人女性と交際する中で様々な問題に直面し向き合っていく傑作ロマンスコメディ。今作は実話でコメディアンのクメイルナンジアニと妻エミリーの交際中の出来事をベースに描かれている。個人的に今年のベスト10に入る超オススメ映画!
テロリズムの恐怖や異文化間の不和や人種の偏見など様々なテーマを独特のユーモアで表現している。そして2人が自分達の物語を最高の映画にまとめ上げ今年最高と言える作品を完成させた。また苦労した恋愛や大病まで克服し結ばれる2人が素晴らしい。
ロマンスコメディ、時代を感じる話、移民家族の伝統、現代アメリカ事情、更にはメディカルドラマまで。そして、他人の家族と自分の家族の受け入れを根本的なテーマに愛とユーモアで異文化間の不和をどの様に克服するか非常に興味深く知的で暖かい笑いと感動に溢れた今年最高のロマンティックコメディ。
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