ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめのレビュー・感想・評価
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予定調和ではない脚本
ほとんど事前に知識を入れずに鑑賞しましたが、大当たり。非常に楽しく、また、少し考えながら鑑賞しました。日本には宗教、人種間の問題は未だ希薄なので、その点は考えさせられました。
クメイルの親とは邂逅出来なかったのは予定調和でなく、真実故か。また、本人役を演じるクメイルにも大変好感。
ムスリム両親の雪融けが観たかった
残念ながら
おいらにとっては
よくあるロマンティックコメディの域を
脱していない作品でした。
それにしても
遠い異国の地に
同郷の花嫁候補が
あんなにいるのですね。
さすがに懐深い国です…かつては。
アカデミー脚本賞ノミネートのオモシロさは確か
まもなく発表される、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされなければ、日本での劇場公開は微妙だったかもしれない。アメリカンコメディは、本国で特大ヒットしても、日本ではビデオスルーされることがあるので、いすれにしても劇場公開されたことは喜ばしい。
本作の隠れたポイントは、アメリカのお笑い業界のフィクサー、ジャド・アパトーのプロデュースによるラブコメディであるというところ。
昨年も、「俺たちポップスター」(2017)や、アパトー自身の監督作品で、女性コメディアンのエイミー・シューマーに主演と脚本をさせた「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」(2017)が日本公開されている。アパトーギャング(=アパトーの影響を受けた人たち)の作品も含め、コアなファンが多い。
アパトー作品はバカバカしいコメディもあるが、それがすべてとは限らず、むしろヒューマンドラマに根差した日常の笑いに根差している。本作は素材がアパトーらしい選択とも言える。
主演するパキスタン出身のコメディアン、クメイル・ナンジアニ本人の実話で、ムスリムの家庭に育ったクメイルが、白人女性と恋に落ちて、文化の違いという障壁を乗り越えていく様を描いている。
結婚に至った妻エミリー・V・ゴードンは脚本家としてクメイルと共同執筆している。単なるラブコメと違い、本人執筆の本人出演というリアリティがバックボーンである。
パキスタンでは親が決めた結婚相手と、見合い結婚するのが当たり前。自由恋愛はもってのほか。もし自由恋愛で結婚をしようものなら、なんとファミリーから縁を切られる。
クメイルは10代で家族とともにシカゴに移住し、コメディアンとして成功する夢を持っていた。舞台パフォーマンスを見にきていた大学院生エミリーと出逢い、付き合いはじめるが、ムスリムの戒律や見合い結婚のことをエミリーには言い出せず、また家族には白人女性と付き合っていることを告白できずにいた。それがエミリーにバレて破局。ところがその数日後、エミリーが原因不明の病で昏睡状態になる。
2人は結婚して今に至っているわけだから、結末は決まっている。
なので、一筋縄ではいかない多民族国家における文化と宗教の違い、純粋な愛を貫けるかという2人の葛藤をハラハラしながら楽しむことができる。
アカデミー脚本賞ノミネートのオモシロさは確かにある。
(2018/2/23 /TOHOシネマズ日本橋/シネスコ/字幕:中沢志乃)
ラストからのエンドロールへの流れが好き!
エンドロールでかかる曲が好きになってしまった。
MY LOVE
the bird and the bee
この作品の雰囲気に合ったいい曲でした。
この曲を好きな人ならこの作品も好きかも?
シンプルな話だけどホッこりする作品!家族は大切にしなきゃいけないと改めて実感!!
男性パキスタン人コメディアン「クメイル」とアメリカ人女性「エミリー」との恋の実話ストーリーなのでシンプルな話に終わると思っていましたが想像以上に良かったです。
文化の違いで家族は反対したりするけども本当に愛しているからこそできたいい実話だなぁっと思いました。
恋の話をメインにしているけど、クメイルの成長話でもあるし、実話話なので男性にとっては恋をするならこうアタックしてみろ!そして家族にはちゃんとあいさつしろよっ!といえる参考になれる話と言えるかもしれません。(笑)
クメイルの親はパキスタン人と結婚しなさいと言われるし、エミリーは昏睡状態になってエミリーの親との最初の出会いは最悪の状態だしいろいろありますが、とあるきっかけから最後はあ~やっぱいいなぁ~っとホッコリできてよかったですそしてうらやますぃ~~。
好きなシーンは、エミリーのお父さんとクメイルの2人だけで会話するシーンの中でお父さんが過去の経験からクメイルに1つ助言を教えてくれるのですが、女性がこの助言を聞いたらふざけるなと思うかもしれませんが、男性としてはホ~参考にしますって思っちゃいますが、絶対やっちゃいけない助言なのでちょっとこのシーンはご注目を(笑)
本音としては、劇場で観なくてもいいかなぁ~と最初は思っちゃいましたが、内容を見て面白い作品はやっぱ先に劇場でみとくのがいいもんですな(笑)
シカゴに住む敬虔なムスリム家庭で育ったパキスタン移民のクメイルは自...
シカゴに住む敬虔なムスリム家庭で育ったパキスタン移民のクメイルは自虐ネタを得意とするスタンダップコメディアン。ある日自分のネタに客席から素っ頓狂なツッコミを入れる女の子エミリーに興味を惹かれ舞台後に声をかけたことから二人は親交を深める。エミリーはクメイルの両親に会うことを楽しみにしていたが、クメイルは両親が自由恋愛を認めないことを言い出せず、やがて二人は仲違いして別れてしまう。ある日、エミリーが風邪をこじらせて入院したことを知ったクメイルは病院に駆けつけるがエミリーは容態が急変して昏睡状態に陥ってしまう。
主人公クメイルを演じるクメイル・ナンジアニ自身の実体験を基にしたドラマで、ムスリムへの不寛容と偏見を次々と軽快に笑い飛ばしながら、意識が戻らないエミリーの側に寄り添うクメイルが次第にエミリーの両親と心を通わせる様を優しく見守るドラマが胸にしみるハートウォーミングコメディ。エミリーを演じるゾーイ・カザンとエミリーの母ベスを演じるホリー・ハンターの2人が物凄くキュートで、複雑な心情を吐露する深みのある演技が印象的です。
誰かを想う気持ちは自分自身にも繋がる
ほっこりするラブコメかな?と思っていましたが、文化の違いによって生じる隔たりや家族の在り方など、多くの要素が詰まっていて見応えのある作品でした。
特に日本ではあまり馴染みのないパキスタンの文化(お見合い結婚やイスラム教)に触れられて良かったです。
ところどころ出てくるアメリカン?パキスタン?ジョークが理解できずもどかしい思いをしましたが、そこはあまり深く考えることなく「こんな笑いもあるんだな〜」ぐらいで流しちゃいました。
明るい気持ちになれるラストシーン、とても好きです。最後は主人公たちと同じ気持ちになって彼女の回復をただただ祈っていたので、良かったな。
大切な人と観たい映画!
大切な人がそばにいる人も、
今の相手がそうなのか悩む人も、
いなくて探してる人も、
あらゆる人に観てもらいたい映画!
『一生この人と生きたいか』
そう、思える人と出会える幸せを
改めて感じることのできる映画。
異文化を理解すること、また古い考えを排除する難しさも感じながら、どう二人が乗り越えていくかも見所。
ハッピーなエンディングに
心がほっこり温まる映画です。
『全米でたった5館から始まった』映画なだけあり、お金をかけたところもなく静かに物語は進む。
間延びするところも多少あるので、
映画好きな方と見られるのがいいと思う。
国を超えた信念
試写にて。アカデミー賞脚本賞にノミネートされた話題作なのですが…
国籍や宗教の国際問題にユーモアで光を照らしてくれる傑作!人の自由に関わる重要なことなのにここまで良い意味でポップにできるのが素晴らしい!
ある一人の女性をきっかけに、大人たちは正解を知らないことを知る。完璧の正解なんて存在し得ないことを理解し、模索し続けるから、どう転ぶかわからなくとも行動をし続ける。とても良かったです。
ハッピーになるヒントが見つかる映画!?
"将来、結婚する"人生を考えている全ての人に観てもらいたい作品!
恋人とこの映画を観たら、観終わった時に思わずハグしちゃうかも…!(〃ω〃)
驚いたのは、コレが実話で主人公 クメイル 本人の話って事!
自分の事を脚本にして、自分が主演しちゃうってスゴイよね!笑
しかもアカデミー賞、脚本賞にノミネートしちゃうなんて!(OvO)
でも、そうしたくなるくらい、この映画・ストーリーにはハッピーになるヒントがたくさん詰まってる気がする☆
やっぱりGAGA配給の洋画は、私のどストライク作品ばかり!!
恋人とのデートムービー、一人で観る感動ムービーにおススメ!
結婚、恋愛、人生のヒントがココにあるかもしれませんよ?(*^^*)
2017年公開作でベスト10に入る傑作ロマンティックコメディ
THE BIG SICK 無神論者となったパキスタン人の青年が白人女性と交際する中で様々な問題に直面し向き合っていく傑作ロマンスコメディ。今作は実話でコメディアンのクメイルナンジアニと妻エミリーの交際中の出来事をベースに描かれている。個人的に今年のベスト10に入る超オススメ映画!
テロリズムの恐怖や異文化間の不和や人種の偏見など様々なテーマを独特のユーモアで表現している。そして2人が自分達の物語を最高の映画にまとめ上げ今年最高と言える作品を完成させた。また苦労した恋愛や大病まで克服し結ばれる2人が素晴らしい。
ロマンスコメディ、時代を感じる話、移民家族の伝統、現代アメリカ事情、更にはメディカルドラマまで。そして、他人の家族と自分の家族の受け入れを根本的なテーマに愛とユーモアで異文化間の不和をどの様に克服するか非常に興味深く知的で暖かい笑いと感動に溢れた今年最高のロマンティックコメディ。
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