劇場公開日 2018年2月24日

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「2018年ワースト映画No.1」さよならの朝に約束の花をかざろう はるさんの映画レビュー(感想・評価)

0.52018年ワースト映画No.1

2018年3月9日
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評価:★☆☆☆☆ 10点
映画館で『さよならの朝に約束の花をかざろう』鑑賞。

映画館で鑑賞する予定はなかったのですが、評価が物凄く高く、新海誠監督が絶賛していたということで、観に行ってきました。1つの意見として読んで頂ける嬉しいです。

感想としては、びっくりするくらいつまらなかったです。20話くらいあるストーリーを2時間にまとめたような作品で、全く好きになれない世界観、登場人物、物語で2018年のワースト作品です。

まず、世界観について国、種族、造語の固有名詞が多く、何の説明もなく物語が進んでいきます。私の理解力がないだけかもしれませんが、もう少し説明があっても良かったのかなと思います。

次に登場人物が一番酷いです。無駄にキャラが多く、そして尺が足りず、描き込む不足で、誰1人感情移入が出来なかった。泣かないんじゃないの? 守られてばかりだから離れるの? 弟必要だったのか、結局、恋愛はないの? 拉致しておいて、そして発砲、そしていつ捕まったの? 娘にあいたいと言って、飛んだ! そういえば、あの人はどうなったの?の意味不明の連続でそれぞれの行動原理が謎、謎、謎でした。

物語も本当に酷すぎます。バラバラの点を強引に引っ張ってくっつけたようで、風呂敷を広げたなら、広げたままにして続編など製作する流れにしても良いのに、頑張って回収しようとするから全てが雑に感じてしまいました。
親子の物語なのだから、親子の絆がわかる描写を増やしていけば良いのに青年時代からは常に機嫌が悪く、回想で少し仲の良かった部分を映すだけで、そこに愛があるとは全く感じられなかったです。
さらに細かいこというと、時間軸についての不親切さ、小声で話してるはずなのに遠くの人に聞こえていたり、子どもを産むのにズボンを履いていたり、戦争で負けたのに家に帰れたり、突っ込みどころしかない作品でした。

良かった点は映像の綺麗さと、音楽と声優さん達の素晴らしさだけ。

監督の頭の中では凄く面白い世界観、登場人物、物語が出来上がっていたのだと思いますが、その交通整理が全く出来ていませんでした。
改めて説明なしで、一瞬で鑑賞者を世界観に没入させるジブリ作品の偉大さがわかる作品です。

純粋に駄作なので、映画館に行く価値はないと思うし、この映画を観る時間ももったいないと思ってしまうので私はオススメしませんが、ここの評価は高いし、私の隣の席の方は号泣していたので、人それぞれでオススメかもしれません。

はる
Cherryさんのコメント
2021年10月13日

言ってることはわかりますけど映画ってそんなはっきりしてないといけないですかね?まあ価値観は人それぞれですね。

Cherry
ともぞうさんのコメント
2019年2月23日

ワーストとまでは言いませんが概ね同意です。
結局何を見てたのか後から考えてしまいました。

ともぞう
サウスポーさんのコメント
2018年5月12日

出産のシーンはしっかりズボンではなくスカートでしたよ

サウスポー