「ラ・カンパネラ」フジコ・ヘミングの時間 ぴーまんさんの映画レビュー(感想・評価)
ラ・カンパネラ
フジコ・ヘミングさんがご逝去されたのち、近くの映画館で再上映されているので鑑賞に行きました。
彼女の存在は知っていたものの、背景などは詳しく知らず、このドキュメンタリーを通して裕福な家に生まれながらも家族、国籍、身体のハンデなど様々な苦労をされてきたことを知りました。
多くは語らないフジコ・ヘミングさんですが、古い友人や古いもの、そして家族を愛する姿がとても印象的でした。
そして「恋をするって素晴らしいわね。2、3年幸せならいいじゃない」このような言葉が作中にあって、なんだかハッとしました。彼女が常にいかに情熱的に生きているかを感じさせる言葉。
とにかくフジコ・ヘミングさんが奏でる音色に心が震えます。とくにやっぱりラ・カンパネラは泣いてしまいますね。
彼女の愛するものたちが、後世も大切にされていきますように。
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