「名作」フリクリ オルタナ Chronoさんの映画レビュー(感想・評価)
名作
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フリクリの続編としては素晴らしい出来でした。
異常にレビューが低いのはきっと前作通して存在していたアクがこの作品では鳴りを潜めていたためでしょう。逆に、あのアクの強さをやったら映画にはしていないと思っていたので、その点は全く期待せずむしろアクが無い方が良いと思って行きましたので、素直に観れました。その点さえ気にならなければ本当に名作だと思います。
前回は小学生でしたが、今回のメインはJK。青春物語ですが、大人にとっての汚い都合や青春もしっかり描かれていますし、表現も分かりやすくなっていて、感情移入出来れば最高の作品だと思います。前回のフリクリではハル子はほぼ子供じみた感じでしたが、今回はしっかり「大人役」もやれてて、これは脚本描くのが難しかっただろうな、と思うほど絶妙な立ち位置でした。
そしてやっぱりピロウズの曲との相性。こちらも前作よりも歌詞を意識した絶妙な選曲で、完全に情景にマッチしていて、もう言う事ありませんでした。隣だれもいなかったので思わず口ずさんだりしてしまいました。
それにしても色々な作品からの細かいオマージュがいっぱいあって、分かるとその点も面白いですね。特に、最後、バスターマシン7号になったのは、何となくですが、続編のトップ3を作ることになった経緯が分かったような気がしました。
予告編を見る限り、後編のプログレは全く違った感じになるはずなので、「フリクリ」として上手くバランスが取れような気がしているので、そっちも期待したいと思います。
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