「じわじわと訪れる感動」四月の永い夢 有須悟史さんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわと訪れる感動
青山シアターのオンライン試写会にて鑑賞させて頂きました。
いわゆる、喪失と再生の物語です。
粗筋はサイトにて確認の事
決して台詞が少ない訳ではないのですが、文学的な要素が高い情景描写の作品という印象を受けました。
ドラマティックな展開も殆どありません。
映像の行間を読む、とでも簡易的に述べておきましょうか。
明確な答えを提示してしまうのではなく、視聴者の想像力に託している部分が多い為、監督がフィルムに隠した物を発見すると各ピースが埋まり、より深い作品理解に繋がり感情が揺り動かされるかと。
平日の午後、あるいはレイトショーなどで観るタイプの作品って感じでしょうか。
派手さは無いですが、あとからジワジワと効いてくるものがあります。
是非とも新緑萌える初夏に観て貰いたい作品。
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