「大いなる苦しみなくして平和はない。苦しみが大きいほど平和も大きい」ミッション:インポッシブル フォールアウト 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
大いなる苦しみなくして平和はない。苦しみが大きいほど平和も大きい
初鑑賞
監督と脚本は『ミッション:インポッシブル ローグネイション』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のクリストファー・マッカリ
今回の敵は犯罪組織シンジケートの残党アスポトル
パリのナイトクラブのトイレでのイーサン&ウォーカーVSジョン・ラーク?の格闘戦が良い
有名俳優が演じる予定だったが激しいアクションができないという理由で断ったことで代役としてスタントマンのヤン・リャンにお鉢が回ってきたそうだ
かえってそれがよかった
やっぱりアジア系のカンフーアクションはスリリングでエキサイティングで爽快だからとても大好き
ヤン・リャンはもっと表舞台に立つべき
監督はジョン・ウーかなと思ったが前回に引き続きマッカリだった
格闘戦の末にM16のイルサが助太刀に入りラークは射殺されてしまう
マスクなしでラークになりすますことにしたイーサン
武器商人のウィドウは仲介役
ウィドウが持っているのはプルトニウム1つ
あとの二つはアスポトルが所有
要求はカネではなくソロモン・レーンの解放引渡し
せっかく逮捕したのにまた逃すなんて!
それにしても髭面ソロモン風貌変わりすぎ
イーサンがソロモン奪還メンバーの一員として警察の護送車と護衛を襲うシーンは印象的だが彼の妄想だった
音楽が流れるのなかそのほかの音はカットされる珍しい演出だったが監督はジョン・ウーではなくやはりマッカリだった
カーチェイスの舞台はアメリカよりヨーロッパが良い
狭い路地のほうがスリリング
無数の車+イーサンのバイク+背景に凱旋門は映像として最高
バイクのエンジンがなかなかかからずギリギリでかかって逃げるも追いかけてくるパリ警察の方を振り向いたら自動車と衝突し数メートル飛ぶイーハンかっこ悪いけどそれもまた良い
パリの勇敢な女性警察官を救うためホワイトの手下たち4名次々を射殺するイーサンも良い
トイレのラークは囮で本物のラークはウォーカーだった
ウォーカーをハメるIMF劇団は痛快だったがあの場面はアスポトルが一枚上手だった
追走するするもヘリで逃げられしょんぼりイーサン
それにしても指示役のベンジーが今ひとつポンコツなので酷い目にあうイーサンは笑いどころ
クライマックスはカシミールにてトップガンばりにヘリで操縦するイーサン
ヘリな大破しても戦いは続く
イーハンとウォーカーの断崖絶壁付近の格闘
いつぞやの休暇中にやっていた訓練がいきたね
ちなみにIMFのウィリアム・ブラント役のジェレミー・レナーは今回出演せず
スケジュールが合わずアベンジャーズを優先したため
撮影開始時点で脚本ができておらず行き当たりばったりの制作だったようだ
配役
仲間の命を最優先に考えて行動するIMFの諜報員のイーサン・ハントにトム・クルーズ
イーサンの監査役として共同でミッションを遂行するCIAの諜報員のオーガスト・ウォーカーにヘンリー・カヴィル
IMFの天才ハッカーのルーサー・スティッケルにヴィング・レイムス
IMFのガジェット使い手のベンジー・ダンにサイモン・ペッグ
IMFと協力しミッションを遂行するM16の諜報員のイルサ・ファウストにレベッカ・ファーガソン
テロ組織シンジケートのボスでイーサンらによって2年前に逮捕されたソロモン・レーンにショーン・ハリス
IMFを快く思っていないCIA長官のエリカ・スローンにアンジェラ・バセット
闇の武器商人のホワイト・ウィドウにヴァネッサ・カービー
ウィドウの兄でボディーガードのゾラにフレデリック・シュミット
イーハンの元妻のジュリア・ミードにミシェル・モナハン
ジュリアの夫で医者のエリックにウェス・ベントリー
IMF長官のアラン・ハンリーにアレック・ボールドウィン
パリでホワイト・ウィドウとプルトニウムの取引をするためやってきた囮のジョン・ラークにヤン・リャン
ソロモン・レーンの思想に同調し新型核兵器を開発した科学者のニルス・デルブルックにクリストファー・ヨーネル