「トム・クルーズ vs スーパーマン インポッシブルの誕生。 トムさん、あんたいつか死にまっせ💦」ミッション:インポッシブル フォールアウト たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
トム・クルーズ vs スーパーマン インポッシブルの誕生。 トムさん、あんたいつか死にまっせ💦
IMF所属の諜報員イーサン・ハントの活躍を描くスパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第6作。
前作から2年。シンジケートの残党は「アポストル」と名乗り、世界中でテロ行為を繰り返していた。
イーサン・ハントと仲間たちは、アポストルの手にプルトニウムが渡るのを阻止しようと行動するが、その背後では謎の男ジョン・ラークが暗躍していた…。
監督/脚本はクリストファー・マッカリー。
○キャスト
イーサン・ハント…トム・クルーズ(兼製作)。
ベンジー・ダン…サイモン・ペッグ。
イルサ・ファウスト…レベッカ・ファーガソン。
イーサンを監視するCIAエージェント、オーガスト・ウォーカーを演じるのは「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」や『コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・カヴィル。
闇のブローカー、ホワイト・ウィドウを演じるのは『アバウト・タイム 愛おしい時間について』『世界一キライなあなたに』の、名優ヴァネッサ・カービー。
製作はJ・J・エイブラムス。
これは、スゴい!!
これまでも大概だったスーパースタントアクションが、まさかここにきて一気に進化するとは!!!!
これはもう紛れもないシリーズ最高傑作でしょう👍
実は前半〜中盤にかけては、「あっ、今回はハズレだな…」と思っていたんです。
シリアスさや暗さを重視したバイオレンスな物語はシリーズのカラーに合っていないし、話運びにも少々冗長さがあった。ジェレミー・レナーも出てこないしね。
特に問題だと思ったのは、ストーリーの訳わからなさ🌀今回の敵は誰で今何やっていて何でこうなっているのかがさっぱり頭に入ってこない💦
ジョン・ラークとホワイト・ウィドウはどういう関係で、プルトニウムは今誰が持っていて、イルサの任務は何で、CIAの立ち位置は…。あーもうさっぱりだよ!!
そりゃ『M:I』シリーズにおいてストーリーは重要ではないが、これは流石にゴチャゴチャしすぎてる。なんでも今回は撮影が始まってもいるにも拘らず、まだ脚本が完成していなかったとか。その辺りの制作のゴチャゴチャが、モロにストーリーに影響を与えてしまったのでしょう。
これはあか〜んと思っていたのだが、クライマックスに向かうにつれて尻上がり的に面白さが急上昇⤴︎
具体的にはジョン・ラークの正体が判明してから後、そこからの映画の盛り上がり方が半端ないッ!FooooO✨
シリーズ伝統のトムマラソンに始まり、度肝を抜かれたヘリバトル、そしてクライマックスでのトム・クルーズvsスーパーマンの泥試合!
いやもう見所が嵐のように襲ってきて、一瞬たりとも目が離せなかったっす👍
『1』を彷彿とされるオープニングでのトリック、『2』で披露していたロッククライミング、『3』から続くトムとジュリアの関係への決着、『ゴースト・プロトコル』から始まった狂気的なスタント、『ローグ・ネイション』から持ち越された悪玉ソロモン・レーンとの決着など、これまでのシリーズの総決算のような映画であり、まさにイーサン・ハント…というかトム・クルーズの20年にも及ぶ長い戦いの集大成。まるでシリーズ最終作のようなとんでもない熱量を持った作品だったが、シリーズはまだ続くのである。
2023年、ついに『M:I』シリーズの最新作が公開👏還暦を迎えたトムのアクションに期待っ!
…いやしかし、今回のスタントは本当に常軌を逸してる。
上空7600mからのHALO降下、パリの凱旋門をノーヘル逆走、足首を骨折してしまったビルからビルへの飛び移り、共演者やスタッフが「トムが死んだ!」と勘違いしてしまったというヘリコプターからの落下、極め付けは自ら操縦して行ったという自殺級の錐揉み飛行…。
もうこれ全盛期のジャッキーを超えてるんじゃない?トムさん、こんな事続けてたらあんたいつか死にまっせ💦
トムの無茶苦茶っぷりに付き合って命懸けのヘリバトルを行ったヘンリー・カヴィルくん、よく頑張りました💮
※作品の内容とは直接関係ないけど、今回の吹き替えは最悪🌀
ヘンリー・カヴィルの吹き替えがやけに下手くそだと思っていたら、まさかのDAIGO。いい加減にしろ。
それに輪をかけて酷かったのはヴァネッサ・カービーを演じた広瀬アリス。これにはもう我慢出来なくて、音声言語を切り替えちゃえました。
これまでの『M:I』シリーズは吹き替えのクオリティが高かったのに、今回から急に酷くなっちゃった…。
アポストルの皆さん、世界政府転覆の前に、芸能人吹き替えをこの世から消しちゃってください🙇