「実は傑作映画の枠にはめて作った作品」ミッション:インポッシブル フォールアウト キミテップⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
実は傑作映画の枠にはめて作った作品
今作は事前に脚本を用意せずに現場で役者と監督が話す中で作っていったらしい。
葛藤する主人公の心理描写・重苦しい音楽・それまでとは異なる画質・裏切りによる仲間の死・敵役は主役の鏡のような存在。
これらは本作と「ダークナイト」「007 スカイフォール」にある共通点。開始10分で「あ、ダークナイトみたいだ」と思ったがすぐに気にならなくなり、作品にのめり込んであっという間に終わった。
これらの要素を上手く分からないように散りばめて、ミッションインポッシブル風にアレンジしてファンを楽しませる。いい仕事したと思います。
でも、今作がミッションインポッシブルかというと疑問かな。パリのシーンが長すぎるし後半のヒマラヤはアクションは凄いが絵が地味。ゴーストプロトコルの方が好きかな。
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