「どんどん良くなる作品。」ミッション:インポッシブル フォールアウト こたさんの映画レビュー(感想・評価)
どんどん良くなる作品。
最高でした。個人的には2018年を代表する一本になりました。
スタートから最後まで緊張感があって、キャスト一人一人がしっかりと個性があり分かりやすくもミステリアスな部分もあったように感じました。
プルトニウムをレーン達の手に渡したくないIMF。
その任務においての犠牲を払えないイーサン。まあそこがイーサンの良さなんですけど。そこを信じた長官。
満を持して現れた割にはあんまり仕事ができないウォーカー(仕事出来ない感を出すのはウォーカーの作戦だったのでしょうか?)。緊迫のシーンなのにそれを感じさせないベンジーのおとぼけ。イーサンを語るルーサーとの絆。ジュリアとイルサの新旧ヒロインの共演。などなど
もう少し挙げたいですが、収拾が付かなくなりそうなのでこの辺で。
長官との信頼関係はグッと来るものがありました。
4で登場した時は、いけ好かない人だと思いましたが最終的には粋な人だったなと。
実は生きてましたパターンも想像しましたが、それでは作品が甘さの目立つ様になってしまうので作品を占めるという意味では良い演出だったのではないでしょうか。ウォーカーがナイフを持った時点で「もしかしたら誰かが?」という感はあったので覚悟して見れました。惜しい人を亡くしたと思いますが、新しい長官とどういう関係になって行くか期待したいです。
これは感覚的な話かもしれませんが、今回は今までの全5作の要素・演出を組み込んであるように感じました。
ヘリと味方だったエージェントがラスボスの1
バイクと崖での決闘の2
ジュリアが巻き込まれる3
ウォーカーを追いかけるのと崖を登る4
5は今回の6と繋がるのでそこまで感じなかったですが、ヘリにぶら下がるのが6の要素といったところでしょうか。
という感じでした。割と高揚している気分のままに書いているのでまとまりの無い感じになってしまいましたが、
ある程度それまでのキャストこ関係性に終止符を付けてこれからの関係に期待を寄せさせるという感じか素敵だったと思います。7があるなら絶対に見たいですがこのままシリーズが終わってしまっても満足のいく作品だったと思います。
あと0.5星が少ないのは見ている中で、「このシーンはこうだろうな」と展開が読めてしまったり、ルーサーが捕まりすぎだったりの部分です。