「DJ Bumblebee is in the house! とっても健康優良青春ムービー」バンブルビー アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
DJ Bumblebee is in the house! とっても健康優良青春ムービー
トランスフォーマー・シリーズと言えばオプティマスを初めメッチャ口の悪いオートボットだったり、相手を引きちぎったりする人間だったらNGな残酷描写が特徴だったのですが、本作は子供から大人まで楽しめるとっても健康優良な青春ムービーに仕上がってました。監督が変わるとこうも違うのか!?
監督が爆発大王のマイケル・ベイから「KUBO and tow strings」で有名なトラヴィス・ナイトにバトンタッチしたわけですが、これが大正解だったと思います。最初はロボット同士の戦いに歓喜してた層でも、同じ展開が五作も続くと流石に飽きられますしね。今回の青春ムービーへの思いきった舵取りは英断と言っても過言ではないでしょう。
本作ではバンブルビーとチャーリーが中心のストーリーなので、不思議とチャーリー側の話が気にならなかったんですよね。これまでは人間側のストーリーってごちゃごちゃしてて余計だなぁなんて思っていたのですが、本作ではシンプルで見易くなっています。スッキリした事も本国アメリカでのヒットに繋がったのではないでしょうか?
またバンブルビーがビートルに変わってフォルムが丸っこくっなってて可愛かったですね。個人的に過去作では推されてるけど大して興味なかったバンブルビーだったのですが、本作で好きになりました。チャーリーとのやり取りが楽しかったんですけど予告でほぼネタバレしてて、そこは残念でした。
チャーリーを最近人気のヘイリー・スタインフェルドが演じています。エンドロールの主題歌も本人でしょうか?役者も人気がでると歌出したりするのは日本もアメリカも一緒ですよね。本作ではメモとの恋人未満な関係が見てて微笑ましかったです。
チャーリーが走ってるすぐ後ろでバンブルビーが戦ってたりと画面の見せ方も良くこだわってて感心しました。一作で上手くまとまってるのでここから観るのもアリですし、これは一時期潰れかけたシリーズの復活の狼煙となったのではないでしょうか?