ダウンサイズのレビュー・感想・評価
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焦点の定まらない低予算映画
字幕が流れ始めたころにえらい眠くなった。これだったら少しでも目頭が熱くなれるドラえもんの方がまだ面白いよな、と途中で思った。
PG12?そんな場面どこにもなかった。
面白くないし、味わいのある映画でもない。ハラハラドキドキもしない。新人監督が作った低予算映画という感じ。
あれ? こんなに評価が低いの? なんで?
さて、なんででしょう?
ベースはエンタメなんだけどテリングはシリアスなんですね。
そして、話の節々の前振りで「ああ、次はこーいう展開かな?」と予想しながら観ていくと、斜め上方向に進んでいくという。
うんうん。
予告の『人間が小さくなりました。とっても良い事ばかりです。ただし、戻れません』を観て、「きっとくだらない映画だろう」と思った人には面白く感じるかもしれません。
アメリカ人のは8種類
元には戻せないけど有機生物を約1/14までダウンサイズでき、人口増加による食糧危機も環境問題も解決すると発表されてから10年後、ダウンサイズする人が増加した世界で、家計の苦しさから夫婦でダウンサイズすることを決断する作業療法士の話。
ダウンサイズして少しの間まではコミカルさも結構あったけど、胃癌の未亡人の件辺りからシリアスな話が殆ど、且つ、ダウンサイズしたことが大して意味を持たない展開に。
色々な社会問題を詰め込んで詰め込んで詰め込んで、長くダラダラした感じになってしまったし、ダウンサイズの設定はいらなかったんじゃないかと本末転倒に感じた。
ところで…どうでも良い話、色々と設定の無理矢理さにアレ?となったけど、わかりやすいところでは…ネズミは剃毛してなかったよね?鼻毛とか睫毛とか爪とか、更には馬とかどうしたんだろう?w
モッサリ主人公のマット・デイモンに乾杯
とにかくマット・デイモン演じるモッサリした主人公がたまらない。決してダメではないが、やっぱりどこかダメ。こういう役をやらせたら天下一品。
観る前は、ダウンサイズな社会と元の大きさの人間社会との対比を通じて現代社会への風刺を描くのかと思っていたら、どんどん予想よりはるか斜め上の展開に。
主人公名がポールだったりヒロインのベトナム人女性が敬虔なクリスチャンだったりと、それとなく匂わせてはいたが、こんな壮大な展開になろうとは…
大好きなクリステン・ウィグの出番が少ないのが残念。
コメディではない。
人類滅亡への警告なのだ。
ダウンサイズだけでも勇気いるよね、命掛けてるし、でも裏切られるし。
ベトナムの女、私欲の為のダウンサイズではない、皆の幸せ。「人は死を意識すると見えてくる」良く言ったもんだ。
自己啓発の要素もある。コメディだとおもうと裏切られ感が有るかも知れないが、なかなか
隣人ワルツが存在感大!
彼が居なければ、つまらない映画だったろうな。
考えさせられる
人口増加、環境破壊が進み、このままだと人類滅亡はおろか、地球滅亡が避けられない。その解決策としてノルウェーの研究所が生物の細胞を14分の1にする技術を発明した。そこは経済的な心配が全くない楽園。老後の社会保障が見えない今の日本にも魅力的に響く。
善良な主人公の平凡な生活はどこか行き詰っていて、妻とダウンサイジングを決めたのに、妻が直前に急に恐くなって小さくなるのを止め離婚、ひとりぼっちで豪邸が逆に空疎。しかし上の階のパーティ好きなヨーロッパ人との付き合いから、ダウンサイジングを悪用されたベトナム人女性と出会う。一見、楽園のようなコロニーにも壁の向こうにスラム街があり、明らかな格差があったのだった。
しかし愚かな人間は環境破壊を進め、人類が生き延びるためには更なる解決策が必要となり、技術の進歩は既に新しい世界の創出に成功していた。
あり得ない設定でありながら、あり得そうにも思える。テイストはコミカルな風刺劇だけど、メッセージの量は多い。
ゴールデングローブ賞等でノミネートされていたベトナム人役の女優さんに注目だった一方、マット・デイモンってあんなに肉付き良かったっけ?役作り?
コメディ色はおさえめ
環境問題、食料問題を解決するために人類を小さくすることに成功した近未来を描いたSF 映画。
小さくなった社会をコメディタッチで描くのかと思ったが、コメディ色はおさえめ。人間社会の風刺の方が強めだ。でも、それをそんなに説教くさくせずさらっと描いていたのは好感が持てた。ただし、根本的な問題が解決してないまま終わっていくのは若干モヤモヤする。
妻が結構早めにいなくなるのは意外だったが、代わりにヒロインを見事に演じたベトナムの元活動家役の女性が素晴らしい。
超シリアスで、笑えないコワーい映画
人類の縮小が可能になった未来を描く、突飛なシミュレーションドラマ。
予告編につられて、単なるコメディかと思ったら、超シリアス。それもそのばず。
アレクサンダー・ペイン監督といえば、「ファミリー・ツリー」(2012)や、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(2014)などで、"家族と自分"の距離感を描いて、アカデミー賞やゴールデングローブ賞で評価されてきた人。
さらに、"ハリウッドの良心"マット・デイモンが脚本を選んだわけだから、そりゃそうだ。エンターテインメント性とメッセージ性を兼ね備えている本作は、まさにマット好みかもしれない。
近未来、ノルウェーの科学者によって発見された技術で、身長180cmの人間を13cmにすることが可能になった。人口増加による環境・食糧問題を解決するため、"人類縮小200年計画"が始まる。
主人公のポール・サフラネックは、ダウンサイズ計画に賛同して、夫婦で参加を決めたが、土壇場で妻が不安になり、逃げてしまう。独り13cmのサイズで生活をしなければならなくなった、ポールの身に起きる出来事を描く。
意外なのは、環境問題に警鐘を鳴らすのではなく、環境活動家たちのエゴに対してのブラックジョークがてんこ盛り。
結局、"人類の未来"や"子供たちの将来"を考えることができる人っていうのは、恵まれた環境で生活できている人だけ、なのではないか。
しまいには、"ノアの方舟"は、選ばれし富裕層のこと。と断罪するようなキツーいメッセージが飛び出してくる。とても笑えないコメディ。
人類の未来を訴える前に、いま困窮している人を救ってあげないのか?と言われると・・・地球温暖化問題ってどうしたらいいの(笑)?
社会問題をマクロで見るか、ミクロで見るか。実に知的な映画である。
(2018/3/2/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:種市譲二)
ノルウェーの科学者によって人類縮小化が可能になった近未来。食肉工場...
ノルウェーの科学者によって人類縮小化が可能になった近未来。食肉工場で地道に働くポールは妻オードリーとともに現在の資産で優雅な生活が出来る縮小化社会で暮らすことを決意し手術を受けるが、麻酔から覚めるとオードリーが手術を受ける寸前で逃げ出したことを知り動揺する。ポールはコールセンターの職を得て暮らし始めるが様々な出会いを経て人生が更に想定外の方向へ転がり始める。
マット・デイモン演じる主人公が散々な目に遭いながらも、理想郷だと思っていた縮小化社会の裏側を知り、現実を突きつけられ翻弄されながら辿り着く境地がユニークで面白い。ポールを悩ませる能天気な隣人をクリストフ・ワルツとウド・キアーという個性が切り立ったベテランで固め、縮小化を実現した科学者ヨルゲンを『幸せなひとりぼっち』の独居老人オーベ役が印象的だったロルフ・ラスゴードが演じているので作品トーンは欧州産の香り。ポールの人生観を激しく揺さぶるベトナム難民の家政婦ノク・ランを演じるホン・チャウの素っ頓狂なツンデレぶりも胸に染みる、味わい深いキュートな小品でした。
ホン・チャウの魅力と演技に尽きる映画
環境問題、食料問題に直面している世界。
「人類縮小200年計画」に賛同し、13センチになるマッドデイモン演じる主人公が繰り広げる物語。
終盤にはもう一捻りある展開。
前半はダウンサイズした人間の設定で乗り切ろうとする訳だが、ベタな奥さんの裏切りや1人孤独の情緒不安定があっても、あまり面白い内容では無かった。
しかし、途中1人の人物登場で中身の面白さがガラリと変わる。
女性ノク・ラン・トラン役のホン・チャウ。
ベトナムである活動を行い、片足を失っても懸命に生きる女性役である。
義足なのに活発すぎて手に負えない女性。だけど男性はそんな女性をほっとけない。そんなほっとけない女性を見事に演じて見せた。
時に強い女性でも男の前では女らしい顔を魅せる
彼女がこの作品でアメリカの数々の賞にノミネートされた意味がわかる。
私としては彼女なしでは観られない映画であった。
彼女が居なかったら私の評価は低いです。
機会があれば見て頂きたい映画です。
昔の自分を思い出して、恥ずかしくなりました。
就活の時の先輩や転職した同期などが、自分の会社について熱く語ることがあります。その先輩や同期の人間が後輩や元同僚に話をする時、本音としては、今いる会社が100パーセント良いところばかりだとは思っていなくても、人間の心理として、自分の選択(した会社)を後悔している、とか失敗だったと、後輩や元同僚には思われたくないし、自分でも認めたくない場合、ついつい、良いところは2割増し、悪いところは5割減くらいで言ってしまうことがあります。
聞き手側にいる場合でも、相手方の熱意に押されたまま、きちんと検証を行うことなく、安易な選択をしてしまったという苦い経験も少なからずあります。
ひと昔前の熱く語っていた自分や安易な決断をした自分を思い起こして、久々に冷や汗をかいてしまいました。
さすが
小さくなることへの社会描写や、当たり前に処理される病院など、さすがペイン監督だなあと感心しながら鑑賞するも、ファミリーツリーやネブラスカのような、心底ジーンとくる展開はなかった。過去作に比べると満足度はまずまずといったところでしょうか。
レビューの評判の低さに戸惑いましたが、特にグレートウォールと本作が並列にされているのには驚いた。
コメディーのようで違う
評価の悪さに恐る恐る行きましたが、個人的にはそんなにひどくはなく、普通に楽しく鑑賞できました。
コミカルな笑いもあり、恋愛もあり、人間や生き方というものについて少し考えさせられます。
ノルウェーの自然の雄大さが一番印象に残りました。
一見コメディー系ですが、根本はもっと複雑で真面目な意味が込められていると思います。
CMが変に期待させちゃってる感が。
色々さっぱりでした。
何が何だかさっぱりでした。これだけ引き伸ばしてるので、きっと最後に何かあるのかと思えば、特にこれといったこともない。メッセージをあえて持たせないことで、人生の意味なんて考えずただその時のその時で生きていけということを言いたいのかな?
いずれにせよドM過ぎる主役同様、観客も振り回され、わけもわからず終わってしまったと言える。
人生に迷っている人に、お勧めです。
他の人のレビューをが良くないのであまり期待していなかったが、思った以上に面白かった。
このような映画、たぶん若い人にはあまり受けが良くないと思いますが、中年以上の人達には色々と自分の過去の人生をオーバーラップして見れて良いのではないかと思います。
また大人しい映画のわりには次へのストーリー展開がちょっとSF風で間延びなく見れました。
後日追記としてまた書きますが、マットデイモン演じるポール・サフラネックは物事をすぐに信じてしまう凄いお人好しなので軽い気持ちで妻の気持ちもあまり考えずにダウンサイズしてしまう、それにより妻にも裏切られまた、変なカルト的な集団に感化され、地下の世界に行こうとしてしまうのだが、最後の最後に愛の力で行く事を断念出来たというストーリー。
なので、この映画は人生の岐路に立っている時や迷っている人には良いヒントになるのではないかと思いました。
ただし、アメリカ映画のお決まりのみんなでウォーというシーンには、またかとウンザリしますね。
それと残念なのは、デイモンが太って横っ腹が出ていて昔のカッコいいイメージとは随分かけ離れているという事ですね。
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