- 予告編を見る
「嫌悪感は自身への鏡」マザー! Mihoさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌悪感は自身への鏡
宗教観念の強さからか上映禁止となった話題作ということで鑑賞。ジェニファー・ローレンス演ずる妻の忍耐強さに感服。だがそんな人間の傲慢さと身勝手さも、いつかは壊れてしまうものだ。人間の醜態とも言えるその"我"はまさに鏡のようなものだろう。誰しもが持つ煩悩、欲望、欲求とはここまで醜くカオスを生み、そして壊れてもなお再生するのだろうと思わされた。そして夫役の存在は何を意味していたのか、妻役の存在は何を意味していたのか各々考えが割れるだろう。
コメントする