クローバーフィールド・パラドックスのレビュー・感想・評価
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ホントにSFか?
痛みと愛
次元交錯というアイデアは良かったが
パンドラボックス
クローバーフィールドの名を冠した、三作目となる今作。三作とも同じSFの世界観を共有してはいますが、テイストもテーマも異なり、キャラクターたちの繋がりもないため、それぞれまったくの別物として考えて観ないと肩すかしにあいます。かくいう自分も、一作目が好きだったので、二作目を観たときは、なんだこれ? と見事に期待を裏切られました。
そんな経験から、今作はあまり期待せずに、とりあえず観てみよう、という気持ちで観ましたが、シリーズを重ねるごとにひどくなっている印象を受けました。
今作はとくに、SFというジャンルで用いられる、あらゆる題材というか、並行世界との融合や、異世界との境界が崩れたことで起こる超常現象など、ほかの作品で見たことのある設定をこれでもかと盛り込んだ作りになっていて、まるでチャーハン餃子ラーメンのセットをワンプレートにまとめて出されたような、そんなごちゃ混ぜ感のある作品でした。
パラドックスというよりも、パンドラボックスとでも呼ぶべき混沌さで、そういった意味でも、まさにパニック映画でした。
先が読めない面白さはある
最強まとめ映画!
見たいシーンを見せてくれる。
映画ファンにはたまらない、リスペクト(パロディ)がたっぷり詰まった
見どころ満載!サービス満点!の映画でした。
劇場の大画面で見せていただいて、満足満足(*^▽^*)
特に今回は文句ナシのSF。(←TSUTAYAでは前2作を“アクション”に分類)
宇宙が舞台でパラドックスですから、何でもアリ☆
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、過去に宇宙船モノで描かれてきた数々のエマージェンシーをブッ込んだストーリー。
あの名作、この名作のシーンが蘇るだけでなく、諸星大二郎が好きな私には、たまらんシーンもあり、おぞましくも美しい仕上がりはトラウマ間違いなし。
しかし、J・J・エイブラムスは古い映画の魅力を現代に蘇らせるのが、ほんとに上手い。
今となっては使い古されたベタなシチュエーションでも、改めて見るとやっぱりドキドキハラハラするし
人と人とのドラマや葛藤は、やっぱりジーンと胸に響く。
初心に返って素直に「やっぱり映画って良いなぁ。」と思わせてくれる。
『スター・トレック』『スター・ウォーズ』に抜擢されたのにも納得。
古くからのファンを満足させつつ、次世代ファンの獲得へ繋げる手腕が見事。
『HAKAISHA』が『ゴジラ』へのリスペクト映画なのは周知の事実ですが
“なかなか全貌を見せない”焦らしと、“相手の事がわからない”恐怖は
スピルバーグ師匠の名作『ジョーズ』の系統でありながら
手法はあくまでも現代的で、身近な設定に臨場感が増して興奮しました。
『レーン』はうって変わって密室サスペンス。
個人的に大好物なジャンル(*゚▽゚*)
脱出にはお約束のあそこも通ってくれて「これこれ!待ってました〜。」と、拍手を送りたい気持ちでした。
良い人にも悪い人にも見えるジョン・グッドマンが素晴らしく、心理劇の面白さを堪能。
音楽のセンスも良かった。
既に次回作が待ち遠しいのですが
クローバーフィールドブランドで、全てのジャンルの映画を制覇してほしい!
そのうちミュージカルで度肝を抜かれる日が来るかも〜。なんてww
クローバーフィールドって、なんなんだ
以外とレビューが高評価でおどろいています
意外と好きです
言うほど悪くない
最初から中盤まではエイリアンをトレースしているようなものですがクローバーフィールドシリーズで言えばエピソード0にあたるものです。
なぜあの怪物が現れたのかということにつながるものであるにも関わらず、これだけでも楽しめます。確かによくある展開で目新しいものはあまりありません、その辺の予定調和が安心して見れられる要因でも退屈な要因でもあるのですが。。クローバーフィールドシリーズを見たことがない人はまずこれから見てみるのもありです。
多次元宇宙というか平行世界の話が好きな人以外はあまり楽しめないかもしれませんが、その世界での現実が交錯してリアルタイムで進んで行き、取り返しのつかない過去が別の世界でやり直せるとしたらどうするのかというそれぞれの葛藤と選択に個人的には心打たれました。
それにしても主人公が黒人というのは最近の流行りなのでしょうか。。
よかったぁぁぁぁ!
伝えたいことは最後に・・・のはずが。
「インターステラー」や「ゼロ・グラビティ」が好きな人にはお勧めではないかと思います。
「クローバーフィールド」シリーズは、状況がわからないことから始まり、徐々に状況が明らかになっていくというのがいつもの流れですが、今回も同じです。
宇宙空間のSF系と思いきや、人間ドラマと交差して謎が明らかになっていきます。
謎というよりは、本来は明らかのことなのに、それを観る者にとって謎という演出でしょう。
「この作品で作り手が伝えたかったメッセージはこれか!」としみじみとしたところに、まさかの展開。
次回作品(あったら)にも期待!!
ところでこの作品は「壁」が重要な役割を果たします。「壁」というキーワードから、村上春樹作品を連想してしまいました。
「10クローバーフィールドレーン」も「地下」というキーワードも出てきたし、あえて作品に隙間を作るという辺り似ているなと。考えすぎか。
◇この映画を好きな人にお勧め
・インターステラー
・ゼロ・グラビティ
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