「常識が問われる問題作」クローバーフィールド・パラドックス ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)
常識が問われる問題作
世間では酷評ばかり…。
だが実際に見てみると割と面白かった。
一見するとビジュアルはエイリアン。
ストーリーはイベントホライズン。
なのだが、一つの枠には収まらない魅力を感じた。
序盤、ある研究の結果とんでもない事が起こる。
事態を把握できないクルー達は、なんとかして自分達の置かれた状況を解決しようと奔走する。
だが努力も虚しく、常軌を逸した事態が連続して発生し、1人…また1人と犠牲者は増えていく。
この常軌を逸した事態。
その一つ一つが突飛で、一見すると関連性がなく見える。ゆえに、登場人物達と同様に視聴者も翻弄される。
このカオスなドライブ感を好意的に捉えるか否かで賛否われると思う。
少なくも私はかなり楽しめた。
そしてラスト、まさかの形でクローバーフィールドと接続した。
後半にかけてシナリオの大味感というか、要素を詰め込んだ結果めちゃくちゃになっている印象はある。
だが、それだけで切り捨てるには惜しい作品だと思う。
特にクローバーフィールドシリーズが好きな自分にとっては、考察しがいのある作品だった。
続編にも期待。
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