劇場公開日 2018年9月7日

「全ては演劇「サロメ」の為に」累 かさね 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0全ては演劇「サロメ」の為に

2019年4月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ある口紅にて顔が入れ替わるファンタジーありながら、顔に傷がある外面コンプレックス女性と力量的内面コンプレックスを持つ女性2人の物語。

演劇という世界を舞台に、顔の入れ替わりを上手く利用して行くのかな?と思いきや、前半から飛ばしまくり。

「ネタ的にはどうする気なの?ガス欠早そう。」と不安要素ありでしたが、中盤以降の「サロメ」と言う演劇の為にこのファンタジーがあると分かった瞬間、食い入る様になり、最後まで夢中になっておりました。

主役の女優2人の演技は見事。土屋太鳳が選ばれた理由は後半で大納得です。

ちょっと残念な所はサロメまでの2人の心情。良い子ちゃんなのが、悪い子ちゃんなのか2人共に中途半端に入れ替わる様な内面描写。2時間映画なのでそこまでやらず性格一本道でも良かった気がします。(淵透世:檀れいの秘密が分かるまでは。)

演劇サロメは星5です。
前半の人物設定やサロメまでの安っぽさ(関ジャニ横山くん。すまぬが。)が無ければ傑作になり得た作品。

実に勿体ない!
ストーリーの流れは好きです。

巫女雷男
bloodtrailさんのコメント
2019年4月20日

何で横山…イヤ良いんです。二人の女優の引き立て役、って事で!

bloodtrail