劇場公開日 2018年9月7日

「まるで一つの舞台を観たかのような。」累 かさね 青猫さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0まるで一つの舞台を観たかのような。

2018年9月13日
iPhoneアプリから投稿

原作のファンで観るのを楽しみにしておりました。
結果は期待を大きく上回りました。
特に、W主演の一人、土屋太鳳さんに対する今までのイメージは、正直あまり演技の上手い女優さんだとは思っておりませんでした。
清純派の役どころが多くあまり面白い女優さんではないと思っておりました。
しかし、この映画ではそれがいい意味で一転!!
息を飲む演技でした。
素晴らしすぎて見入ってしまい、気がつくとここは、映画館ではなく、まるで舞台を観にきたのかという感覚になっておりました。
これは、土屋太鳳さんの代表作になるのではないでしょうか。
観終わった後も、心に残る、いい意味で精神的にヤラレました。

また、累に関しては、原作では傷だけではなく、とても外見の醜い女性として、描かれていたので
もう一人の主演の芳根京子さんですと、美人すぎるので、原作とはかなりイメージが変わりましたが
そこを全く違和感を感じさせなかったのは、芳根京子さんの演技の素晴らしさがあったからだと思います。

これは、正直DVDでもいいかな〜くらいの考えでしたが、とんでもない!!まさに、映画館で観る映画でした!
むしろ、ひとつの舞台を1800円で観られたので、とてもお得な気分でした。
素晴らしき日本の役者たちに感謝です。

青猫