「理学療養士の葛藤と苦悩のドキュメンタリー映画のような作品」栞 spoonさんの映画レビュー(感想・評価)
理学療養士の葛藤と苦悩のドキュメンタリー映画のような作品
Eテレ特集などのドキュメンタリーを見ているような映画でした。
撮り方もハンドカメラが多くて、少々目が疲れると感じることがありましたが、リアルで自然な演出を願ってそうしたのかなと。
口数は少ない真面目な性格の高野が、真剣に目の前の人に向き合い、サポートする様子。
そんな中でも報われない辛い出来事が立て続けに起こり、助ける事ができない自分の無力さ、喪失感に襲われる辛さ。
プライベートでも、、と。
一度は辞表を提出して一線から退こうかと悩み、色々向き合いながらも前に進んでいく様子が良かったです。
子役の男の子も可愛い笑顔が印象的だった。
ラストエンディングのLiam Pitcherの「Winter」という曲も静かなピアノ演奏で、そっと寄り添う感じで良かった。
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