ゴッホ 最期の手紙のレビュー・感想・評価
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興味深い、深いよー。
昔のフィルムような描写と油絵が目立ってくるのは汽車に乗るところからで、うつ病で3つの病院に行ってもダメでお医者さんの多くが画家志望だった。恋人が年が20代だったり30代だったりが謎で絵と山田さんの声があっていないのが残念だった。山田さん自体が声の歳やトーンというかキャラクターがぶれていた。色々自分と重ねて考えるし自分のことより人のことのごっほさんはすごい。
ゴッホ好き必見
ゴッホと言えば作品の多くを知らなくても自分で耳を切り取った事件は有名だと思う。そこからは激しさや狂気の人というイメージだけど、映画の中では優しく愛情深いゴッホが描かれている。
ストーリーとしてはゴッホの死の真相を確かめるミステリー風になっている。
普通のアニメ映画と違うのは、ゴッホタッチの油絵がアニメーションになっていていて、作品にも描かれている人々がスクリーンの中で動くのだぁ!
オープニングのとき100人の画家の協力を得たというナレーションがあって、どうやって作ってるのか?興味深くて調べてみた。
実際に油絵をキャンバスに描いていくらしい。キャンバスに絵を描き終えたら、次に動く部分をこそげ取って次のコマとなる絵を描いていく。気の遠くなる作業やわぁ〜
この膨大な作業のために公募によって各国から選ばれたアーティストたちが集まったという。作業の前にゴッホの筆致を特訓して臨んだというからスゴイわ。
所々で、じんわりしたり、うるっとしたり心に響くセリフもあり、とにかくゴッホの絵が好きな人にはとても興味深い映画だと思う❤
動く絵画
ゴッホのタッチで描かれたアニメーションだと知りながら観にいったけれど、息を吹き込まれたように動く絵画に改めて感動。油絵独特のねっとりとした、普段は眺めるだけの絵画の中に迷い込むような、不思議な感覚。時々物語を追うことを忘れそうになって、これは確かに字幕でなく吹き替えで見るべきだったかも。ただ、ドキュメンタリーのように特に盛り上がりもなく淡々と進むストーリーは少し退屈。
油絵具の匂い
観てるだけで油絵具の匂がしてくるように錯覚します。画面が濃いです。その割に台詞や音楽は普通なので、アンバランスな印象がありました。フランス料理に発泡酒飲むみたいな。いっそのこと台詞なしで展開しても良いかと。
前半凄い
近所の劇場でリバイバル上映が始まったので鑑賞。
油絵調のセルアニメやリアルCGに慣れた眼には新鮮で惹かれる。登場人物が教科書で見た絵であり、それらが動く。これは一見の価値あり。
残念なのは物語。目が慣れてくると退屈で眠くなる(_ _).oO
ミステリー調に話を盛り上げて、とっちらかって、収斂しない。30~60分位に短くまとめて、他の画家の物語と抱き合わせて2本立てにした方が良かったのでは…
どこか懐かしさを感じるアニメーション
ゴッホの最晩年の姿を知る事が出来ました。
もっと狂気人だと思ってたけど、自然も人間も愛していたんだなぁ。って知れて、だからこそあんなにステキな絵が描けれるんだと思えました。
油絵が動くのにびっくりしていたら最初の方ちょつと置いてけぼりになっ...
油絵が動くのにびっくりしていたら最初の方ちょつと置いてけぼりになった
3回くらい意識なくなって肝心なところ見逃したけど、なんとか話について行けた。
ビデオでところどころ止めながらまた見たい。
ミステリーとゴッホ作品の両方が楽しめる傑作
ゴッホの死の真相を訪ねるミステリー映画。
ゴッホの絵画に描かれた人物たちが登場人物。実際の俳優たちが演じ、それをゴッホ調の絵画に修正されたらしく、画面の美しさは秀逸。
各人物は魅力的で、思わず話に引き込まれ、あっと言う間の96分間でした。
私には2017年のベストムービーでした。
映像表現は斬新
観る前に、ゴッホの絵を事前に観ておくべきだったかも?
画像は、実写を手書き?アニメーション風に仕立てていて、観ていて楽しかった。ただ…。ゴッホの死の追及については、ちょっと眠く、あまり理解できていない。なので、もう一度観てみたい気もするけど、観る機会はないかな…。
あの偉大な画家への愛に満ち溢れた作品
拳銃自殺を図って亡くなったとされているゴッホの真相を探るべく、推理小説タッチで構成された作品。1秒当たり12枚の手書き油絵を繋ぎ合わせて映像化した手法は正に「動く油絵」そのもので斬新でした。ゴッホから弟テオに宛てた手紙を、彼の死後、郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンが配達に向かう設定でこの作品は始まります。作品の中でこの偉大な画家は、自然を愛し、周囲の人々に優しい人柄として描かれています。そして絵画に対してはとりわけ真摯な姿勢で向き合っていたことを教えてくれます。自分の耳を切り取ったりと言った奇行で、ともすれば変人奇人扱いされている彼のイメージを根底から変えてしまう本作は美術ファンならずとも必見と感じました。
濃厚な1時間半
ゴッホの色使いやタッチが好きな方なら、画像だけでも十分に楽しめる作品です。
そして吹き替えがまた良かった!!
画像と吹き替えがマッチしていて、とても良かったです。
ゴッホの半生に関しては、作品を見に行っている方であれば、紹介文等で知っている方も多いでしょうが、随所でゴッホが残した言葉が出てきます。
どれもとても心に残る深みのあるフレーズでした。
作品をみて、もう一度今回の『巡りゆく日本の夢』を見に行こうかと思っています。
動くゴッホ
#映画 「うねうねゴッホの羅生門」
ゴッホの絵の中に没入し、うねうねと生きているような筆致に自分の頬が撫でられている感触がした。
フィンセントが弟テオに宛てた手紙。宛先不明で戻ってきた手紙を届ける旅。フィンセント最期の地で住人が語るチグハグな彼の死の経緯。Yes 羅生門。
とにかくずっとスクリーンいっぱいの絵の具がうねうねしてる。「信頼できない語り手」を可視化した、というかとにかく見たことのないうねうね。
フィンセントもこんな風に見えてたのかな…だとしたら絶え間無く変わる景色に落ち着くこともできなかったんじゃないかな。
絵画は平面ではないという気付き
100人以上が描いた油絵を繋いで映画にした、という異常な作品です(ほめてる)
とにかく絵!圧巻!
絵画って平面ですけど、そこで描いてるのは現実の、立体である世界なんですよね、当たり前なんですけど!ただその常識をきちんと映しだされたことで、絵画と現実の繋がりを感じました。絵画がそれのみに終わる世界ではなくて、我々が住んでいる日常と陸続きになっている。天才である画家ゴッホも、同じ人間である…と。
映像体験としては唯一無二。
ただストーリーは探偵ものですが、退屈です。真実が明かされていく…というものではないし。
映画ではなく別の形で作品になれば…あるいはショートフィルムでは…と感じてしまいました。
映像を堪能
映像が素晴らしいということで吹替え版を鑑賞。声優の起用に違和感あったけど、画面いっぱいに広がる様々な絵をじっくり堪能でき、心ゆくまで楽しみました。
その映像美もさることながら、特に期待していなかったストーリーは、ゴッホの死をミステリー仕立てにして進行させていくという手法でしっかりと作られていたのに驚き。飽きさせることなく引込まれていきました。
多くの画家が作成に携わって生み出された画期的な作品です。上野で開催中のゴッホ展を鑑賞してもう一回この作品を見てみたい。
ストーリーはともかく映像が凄い!
驚きました。
何なの、この画期的な映画。
ゴッホの名画の数々の中に溺れることができました。
見にいく前に、ゴッホの作品集か何かにざっと目を通しておくと、より一層楽しめるのだと思います。
絵を堪能することができたので、私は字幕ではなくて吹き替え版で良かったと思います。
起伏のない、淡々とした話し方も好きでした。
つくった人の熱量を感じる映画でした。
ゴッホの絵が動いてる!
映像が凄かった・・!
おそらくどの場面を切り取ってもゴッホの絵画のタッチで描かれた「絵画」が現れる。
100人以上の画家が動員されたようなことが冒頭で述べられていたけど、つまり全部画家たちが描いたということなんだろう。
ゴッホの最期を追うストーリーも興味深かったけど、何より映像が凄かった。
ゴッホの絵、優しいのに薄ら暗くて観てると心がざわざわして好きだ。
しかし、生前は認められることはなかったゴッホ。芸術家として生きる苦しさが詰まっている最期はやるせない。
弟・テオがいなければ、後世の私たちが彼の作品を見ることはなかったんだなあ。
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