「とてもよかった」ゴッホ 最期の手紙 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
とてもよかった
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もしかしたら油絵で背景から一枚絵で全部描いて修正しながら動かしているのではないかと思う場面があり、疑念を抱きながら見た。確実に合成しているとわかるところがあると、むしろ安心する。ラストシーンは星月夜が豪快に光の奔流になるのだろうと予想していたが、非常に控え目だった。
回想シーンはモノクロで写実タッチだった。
絵にこだわったアニメでは『かぐや姫の物語』が記憶に新しいが、話がとてもつまらなくてがっかりした。こちらは油絵でアニメを作るという発想が狂気の沙汰だ。アクリル画でもいいと思うがちゃんと油なのだろうか。
ミステリーの構成で、才能と嫉妬の悲劇が描かれており面白かった。ただ、主人公が誰なのか最初に把握しそこねてずっと誰だかよく分からなかった。大してゴッホにゆかりのない人だった。ゴッホをきちんと主人公に据えた話で見てみたい。
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