「哲学的な会話が続く、、続く」アランフエスの麗しき日々 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
哲学的な会話が続く、、続く
日頃、自分がどれだけ非凡な会話をしているのかを思い知らされるヴェンダースの知的なセンス。
劇中での会話が単に下ネタを哲学的にしているだけでは!?と徐々に置いてけぼりを食らう展開に眉間のシワは消えずに苦悶の表情で最後まで鑑賞。
オープニングの"L・リード"はやはり良い曲だなと再認識させられるし"N・ケイヴ"の登場にも興奮しジュークボックスから流れる楽曲群にヴェンダースの音楽センスが光る。
全体的に何とも言えない穏やかな雰囲気に綺麗な景色とステキな庭園の中に緩やかな時間が経過し結末の無い男女の会話と一人の男がただ孤独に。
ヴェンダースを絶賛出来る作品とは言い難いが嫌いにはなれない気もするが二度は観ない筈!?
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