オール・アイズ・オン・ミーのレビュー・感想・評価
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『ブラックイズビーティフル』からは遠くなったような気がする。
2PACってミュージシャンを知らないで見た。
それまで、白人の興行者が牛耳っていた音楽界を、黒人自身が興行仕出しているのだと思う。『ファミリー』とか言うのだから、チンピラもどきの縄張り争いだと思う。
僕自身の感想で申せば、かつての『ブラックイズビーティフル』からは遠くなったような気がする。
ラップが詞を中心に表現しているので、英語の分からない僕にはチンプンカンプン。リズムは単調で似たものばかり。そう思えてしまう僕は音楽的に偏見を持っているのだと思うが、やっぱり好きになれない。
美化されてない?
カリスマ性は皆無
面白かった。
面白かったけど、2pacってこんな周りに流されて縛られた小物だったんだ…と言う印象を持ってしまうのが残念。
映画が終わったあとの2pacのたった数秒のインタビューが一番インパクトがあってカリスマ性があった。
映画とのあまりのギャップに見終わってからウィキペディアで調べたが、音楽で世界を変えようとした人がだったのだと思う。
だけど、映画史からの印象は演劇を志した心優しき詩が好きな少年が、
ひょんなことからヒップホップの道を歩み始め、攻撃的なラップで敵を作り、
調子に乗った彼はデカいボディーガードを連れて喧嘩をし、警官を打ち、
本物の悪に翻弄され嵌められて刑務所に行き、
デスロウと契約してもシュグと言う悪に支配され、
殺されたと言う印象を受けた。
監督の意図が2pacは小物だったんだよ。
と言うのなら正解だけど、
2pacの事を知りたい僕としては、
これじゃない感がハンパなかった。
シュグ
2PACの物語が非常にワイドショー的なものというか格好のネタの宝庫だったというか。お母さんが黒豹の闘士で、息子が過激なライムが売りのラッパーで、女性への暴行疑惑ではめられて刑務所入って、出てきてデスロウと契約して、マキャヴェリとか名乗って、25歳で凶弾に倒れるって、話が安い。2PACが高校で演劇部入るような子でリアルなギャングスタじゃなかったってことと、入りはデジタルアンダーグラウンドのサポートだったってことと、どうやらシュグはガチだったってことと、スヌープはなかなか偉大だったってことは分かった。2PAC、あるいはEASY Eに対するDreの圧倒的な賢さ。ラッパーに対するビートメーカーの優位は、賢さの問題。Cubeのスター性よりも、Dreのカリスマ性。
ストーリーは実話に基づいてて興味深い
俺は世界を変えられない、でも
普遍的な乱痴気騒ぎ
ヒップホップ知識は全くないのですが、タマフル #utamaru リスナーとしては観るべき映画だろうと思い、劇場に足を運びました。
2Pacという名前はかろうじて知っているものの、彼がヒップホップの世界にどのような貢献を果たしたのか、どのような評価を受けているのかなど、詳しいことは全く分かりません。
なので、ひとりの若者が、過酷な状況の中でいかに生き、いかに成功を収め、いかに死んでいったのか…ということを、おそらくはある程度の事実とある程度のフィクションを交えた本作で鑑賞した、という感じです。
隣近所で殺人が起こるような殺伐としたコミュニティで生き残るには、誰も触れられない悪党になるか、経済的に成功を収めて移住するか、選択肢はきわめて限られているのかもしれません。
2Pacはラッパーとして成功を収めるわけですが、こういうサクセスストーリーではおなじみの「ホテルのスイートルームで乱痴気騒ぎ」というシーンが、やはり登場しました。
洋画では毎度お馴染みという感じで、「ああ、こういうことってセレブの世界では日常茶飯事なんだろうな…」と改めて思いました。
本業で成果を出しているからこそ、プライベートでは羽目を外しているんだろうし、それ自体は批判されるべきことではないのだろうけど、歴史は繰り返すわけですね。
作品の本質とは全く関係のない部分ではあるのですが、これが一番印象に残ったシーンでした。
生まれから死ぬまで全部見せます伝記モノ
ヒューマントラストの小さいスクリーンでも響く重低音。
映画のイメージが強くて西海岸のギャング上がりかと思ったら全然違った。
前半の方は音声さんのしくじりが気になる。
ストレイトアウタコンプトンを見た後でみると、ますますシュグナイトが諸悪の根源にみえてくるのと、ドクタードレの凄さが際立つ。スヌープもやるな、と。
ノートリアスBIGはとばっちりで不憫。
クインシージョーンズの娘と付き合ってたとは驚き。
ジェイダが終始美しかった。
アッチ側とコッチ側
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