「設定の強さ」パーフェクトワールド 君といる奇跡 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
設定の強さ
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アレがコウしてコウなったっていうのを台詞で説明してくのね。だからつまらなくても良いはずなんだけど、設定が強いから、まあ気にならずに観ちゃうの。
その変わり、細かな心情描写はないんだけど、岩ちゃんにそれを要求するのも酷だから、良かったんじゃないかな。
作中の岩ちゃんは底抜けに優しいよね。いつもみんなのことを考えて。その役柄に岩ちゃんの笑顔は合ってたなあ。
杉咲花は変わらずカッコいい。『私の幸せを一人で勝手に決めないで!』みたいな台詞のところは「この女カッコいい!」と思ったね。
でも、杉咲花ビジネススタイルより制服の方が似合ってるの。24歳の役をやるには、もう少し成熟さがないとかな。
岩ちゃんが見る夢では岩ちゃんは立っていて、杉咲花が見る夢では車椅子に乗っている。『私の夢は、今の先輩です』っていうのが良いなと思った。
杉咲花がどうして岩ちゃんをそこまで好きになるのか?の描写が弱くて、高校時代の憧れそのままでいっちゃってる感があるんだよね。そういうところを描いていったら、面白そうだけど、今のままでもファンムービーとしては十分楽しいから良いと思うよ。
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