「ONE PIECE人気にあやかって、アメリカ映画のヒーロー像をモデルにしたか?」映画ドラえもん のび太の宝島 ロフトのたくさんの映画レビュー(感想・評価)
ONE PIECE人気にあやかって、アメリカ映画のヒーロー像をモデルにしたか?
相変わらず、『映画ドラえもん』は『ドラえもん』じゃない。
子どもを描いて欲しい。
子どもだけで大嵐を乗り越えられるなんてあり得ない。
自然をなめすぎ。自然に対する緊張感がまるでない。
大嵐に遭ったときこそ、秘密道具でなんとかしてくれるのが『ドラえもん』。
子どもだけで乗り越えられる大嵐は存在しない。大嵐に向かって船を出すというだけのテーマで映画一本できるレベル。そういうもの凄いところに、想像力の及んでいないところが、安定して低調の駄作『映画ドラえもん』の真髄。
小学生たちが、ましてやあののび太が、ほんやくこんにゃくも食べずに、外国人と話してる。
現実の社会は国際化していくというのに、文化の多様性を破壊する物語設定であり問題がある。結局日本語で展開していくのだとしても、外国文化や異文化、異国に対する敬意をないがしろにしてはダメだと思う。そういうところも、『大長編ドラえもん』に学んで欲しい。
全世界を自分たちの文化で一色にしたいというアメリカナイズされすぎている。
自国文化至上主義、異文化色排除の文化は、これからを生きる子どもたちにみせる映画としては相応しくないと思う。そういう意味でも☆2つ。
☆1つではないのは、『ドラえもん』としてでなく、普通の映画としてみるならば、まとまりのある面白い映画だと思うから。
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