劇場公開日 2017年7月19日

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「設定の破綻」プリズン・エクスペリメント Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0設定の破綻

2017年7月28日
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興奮

単純

1971年にスタンフオード大学心理学部で行われた立場と役割が人に与える影響を調べる実験を再現した作品。
背景や付随するドラマはなし。

大学の校内を刑務所に見立てて学生を刑務官と囚人という立場に分けて行われた実験。

契約と違うと騒ぐのを無視して看守側の一方的な暴力を黙認した時点で答はざっくり二択。看守側が加速して従わせるか、囚人側が暴徒化して制圧するか。
後者だったらあっさり止めていたかもね。誘導していないつもりかも知れないが誘導している様なものだしね。

結局のところ人によって結果は異なるだろうって、途中で他の教授に問われたり、彼女に攻められていたとおり。

実験としては興味引かれたところもあるし嫌な感じは悪くないけれど、中盤以降それ程かわらないし劇的な展開もないし、映画としてはいまいち。「だろうね」って域を越えてはこない。

Bacchus