偽りの忠誠 ナチスが愛した女のレビュー・感想・評価
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帝政ノスタルジーVS.国家社会主義
なんと!初っ端から愛しのリリィ様がドーン!これだけでお宝映像決定。
ヴィルヘルム2世がこの時代まで存命していたとは知らなかった。ヒムラーを代表とする冷酷非情なナチズムに対比して、帝政時代のプライドにすがりつつちょっと心優しいロマンチストとして描かれているが、ヴィクトリア女王の孫同士で起こしたお家騒動的大戦で何千万人も死に追いやったのだから、このオッサンもいい勝負である。まあでもこの人の晩年秘話としてただの悲劇に終わらせず、ちょっといい話にしたのは「ナチスよりはマシな時代」への敬意もあったのかな。
それにしても第二次大戦ものに何でもかんでも「ナチスが」とか入れるのやめて欲しいな。60年代のB級映画感が半端ない。
終始中途半端な印象
トラップ大佐は相変わらずかっこいい
前皇帝まで巻き添えにしたスパイ劇
クリストファー・プラマーが光る佳作
Amazonのリコメンドで何となく見始めたのだが、ヴィルヘルム二世の退位後が全く知らなかったので、その辺りの物語、描写は楽しく観れた。
また、ヴィルヘルム二世を演じるクリストファー・プラマーの演技が素晴らしく、権力者としての責任と挫折を感じつつ、復権への淡い希望を持つ老皇帝(元、だが…)に好感を抱かずにはいられなかった。味のある、というのはこういうのを言うんだよなぁ…しみじみ。
ところで、本作にはもう一つ物語の流れがあり、これがドイツ軍の将校とユダヤ人スパイの恋物語なのだが…個人的に、こっちは全く心に響かなかった。
二人の立場と時代設定から、どのようなドラマが展開するかの予想は難しくないと思うが、ホントにそのまんまで反応に困る(笑)
男も女も機転が利いて痛快という感じでもなく、ありきたりな悲劇にすらならないので、ホント何がしたかったのか…こっちの流れもオチをつけてくれるのはクリストファー・プラマーなのである。
そんだったら、ちゃんとした史劇として作ってくれた方が好みだったなぁ…
あと、ありがちな文句ではあるのだが、邦題はなんとかならなかったのか(笑)
(原題:The Exception、原作小説が『The Kaiser's Last Kiss』←これ良いよね)
「偽りの忠誠」ってのが、誰の誰に対する忠誠なのか全くわからんし、そもそも主人公(老皇帝ではなく、ドイツ軍将校の方)は国防軍の大尉であって、ナチスですらない…
とりあえず、サブタイトルを付けるのはそろそろ禁止にしたいぞ(笑)
リリージェームズさんの可愛さが全て!
てっきりヒトラーの戦争がメインの話かと思ったら、恋愛がテーマでした。
ドイツの大尉とオランダのユダヤ人スパイとの報われない恋を描いた映画。
この時代って、こういう報われない恋をしていた男女は多かったのではないでしょうか?
愛を取るか、忠誠を取るか?
でもやっぱりそこは1人の若者。
愛する人のために、仲間を裏切る姿が若いけどカッコいい(笑)
リリージェームズさんの魅力には勝てないってことなのかも…。
裸になって大尉を誘惑する姿がエロい!
彼女の裸体は女の私でも惹かれてしまう…
(*´∀`*)
あんな見事なプロポーションになれたら幸せです!
なんだかんだ言って、リリージェームズの美しさが全て、みたいな映画でした
(*´꒳`*)
忠誠を偽ってはいない
偽ってないけどね
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