アトラクション 制圧のレビュー・感想・評価
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内容は面白いが、共感性が...
SF作品として、ハリウッドみたいな「宇宙人との対戦だ!」とは違う、面白いストーリーだった。
ただ、これは国民性の違いかもしれないが、登場人物がみんな身勝手で、人の話を聞かずに感情的になりすぎていた印象だった。
また、「ここでそうはならんやろ」もあり、感情移入ができなかった部分があった。
まぁでも、実際にこれが現実であれば、みんな余裕がなくなって、こんな感じになるかもしれないのかなー
とにかく、見て損はしない映画だった。
殺し合うのではなく
てっきりハリウッド風な、侵略から愛国心を沸かせて地球を守る、血で血を洗う大バトルものかと思えばなんと優しい物語だったことか。
むしろホームコメディであり、ラブロマンスものだった。
ちょくちょく本気で吹き出したし、主人公らを応援しながら鑑賞。
が、それなりに暴力もあり、露映画ならでは、軍隊描写に必要以上の説得力も。
(ココ、この映画のイメージを勘違いさせやすいトコロだ)
またロシアならではの社会、お国事情がちょくちょく顔をのぞかせているようで興味深い。そう思えばエンタメながら社会問題を取り入れているようにも見え、よくできているなぁと振り返る。
だからかまったくもっての絵空事に終わらず、リアリティを残したファンタジー作品にも思え、その絶妙さに大満足で見終えることができた。
ハリウッド映画にも邦画にも、フランス映画にもインド映画にもない人物描写や物語の運びは新鮮だ。なかなか入って来ない露エンタメ映画をもっと見たいと思わせてくれる1本だった。
ぶらぼー!
異星人の宇宙船の造形が美しい
元は同じって?
不思議な体験をした感覚
近年観たSF映画の中で、印象強い作品の1つが本作だ。クオリティの高い作品を多く製作するロシアだが、今回の軍事侵攻は残念でならない。冒頭で謎の物体がロシアに接近し、それが群衆のいる街に派手に墜落する。この墜落までのシーンはまさに本作の全てを表しているかのような強烈な印象を残す。それから派手な大戦になるのかと思いきや、意外にもヒューマンドラマへと身を転じる。ややイケナイ恋人と愛し合うヒロインと、軍司令部のその父親。エイリアンそっちのけで束縛的な彼氏から立ち去ろうとするヒロインの姿はどうでもいいわ!と突っ込みたくなるが、何故だかこれがまた面白いのである。
エイリアンの来訪というテーマでこちらがある程度予測する出来事を上回る展開だからなのか、溶け合っていない様で上手く溶け込んでいるイメージだ。
邦題のサブタイトルの"制圧"はどこから来たのか不明だが、宇宙船から救出した1人の男性を主人公が匿うというのが中心の物語になる、いわばSFドラマ的なジャンルになるのだろうか。それに加え、このままエイリアンに我々の土地を奪われてたまるかと立ち上がる市民の姿など、未曾有の災害における人々の葛藤、愛、攻撃性等を透き通るような空気感で見事に描いており、どこの国にもない独創的思考で突き進むストーリーは圧巻の一言に尽きる。
見た目コッテリなのに実は薄味😕
ハリウッドにはない新鮮さ
結構前に観た作品なので、正直ストーリーとかはあまり覚えていないです。ただ、それなりに面白かった記憶はあるので、観て損はないでしょう。
個人的に印象に残っているのは、話よりも映像ですね。CGの迫力や美しさはもちろんですが、画面にずっとロシアの風景が映っているのが不思議で面白いなぁと。
ロシアが舞台のロシア映画なので当たり前の話ではあるんですが、ハリウッド映画を見慣れている頭で観ると、画面に映る街並みがアメリカのそれではなく、いかにもロシアっぽい(どこか無機質というか荒廃した感じというか)ことや、登場する軍隊もアメリカ軍ではなく、ロシア軍(銃器や車両、航空機も当然ロシア装備)であることに新鮮さを覚えます。
【映像美がすごい!物語が惜しい…脆く細い骨組みに贅沢なお肉をたっぷり付け加えた作品】
・2017年公開のロシアのSFアクション映画。
・巨大な球体型の宇宙船が、ビルをなぎ倒し死者を出しながらモスクワに着陸。ロシア軍は戦うのか見守るのか、と政府も含めて対応方針を決めかねている中、主人公(たまたまロシア軍司令官の娘)が宇宙船から出てきた宇宙人と(たまたま)出会い、彼を宇宙(の故郷)へ戻すために、必要なモノ集めを手伝っていく中で芽生える愛。そして、一触即発の宇宙船とロシア軍とロシア民衆…という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・とにかく美しいCG(CFX)映像
・ありそうな設定(概略のみ)
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[物語]
・宇宙船が地球に飛来したが、すぐに人類を襲おうとはしない。それに対して対応をためらう地球人。この設定自体はあり得そうで魅力的です。しかし、その他の細かな物語の流れが、かなりご都合主義なところが多いですね。笑 大きくみるとやりたいことも伝えたいテーマも素敵だと思います。終盤で主人公の父である司令官が発する言葉も、人類の在り方などを非常に綺麗にまとめているように感じます。しかし、その発言に向けて積み上げていく細かな物語が、粗めに作られているので共感性が低くなってしまいました。でも、何度も言いますが、言いたいこともやりたいこともわかりますし、それそのものは素敵なのです。笑
[演出]
・ヘイコン(宇宙人)と最初に出会った時に、彼がビルから落ちていくシーンや、終盤で人類が宇宙船に向かっていくときの宇宙スーツとの闘いなどは圧巻でした。
[映像]
・映画[第9地区]や映画[キングコング]のVFXチームが集結して作り上げた作品だそうです。それゆえ、映像クオリティはかなり凄いです。最初の飛来シーンから遭遇するスーツを着た宇宙人まで、非常にリアルさのある映像です。
[音楽]
・映像美を加速させる重低音かつ美しいBGMの数々が印象に残りました。
[演技・配役]
・ロシアのキャスト陣は全然知りませんでしたが、主人公のイリーナさんは美しく強い女性ユリアをしっかり演じられていて安定感がありました。ヘイコン(宇宙人)役のリナル・ムハメトフさんの宇宙人と人間の狭間、という微妙な設定に対する演技も素敵だと思いました。しかしながら、物語のせいだとは思うのですが、流れ的にあり得ない行動をするヘイコン、や恋人チョーマ役のアレクサンドル・ペトロフさんの異様なまでの執着心などは、違和感を感じてしまいますね。
[全体]
・基本アメリカ超大作が好きな私が、ロシア製のこの作品を観て感じた印象。それは「お金をかなりかけたのにちょっと残念な邦画」、というイメージです。お金をかけた分の見応えはしっかりあるのですが、それは肉付け部分が楽しめるだけで、骨組みそのものがしっかりしていない感じ、と言いますか。脆く細い骨組みに贅沢な高級なお肉をたっぷり付け加えた感じです。一口食べると美味しいんですけど、コクがないというか深みがないというか。最初の一口>最後の一口な感じのお料理というか。
・とはいえ、映像美も凄いですし、哲学的なテーマもしっかり込められていて、一度ご覧になってもよい作品だと思います。続編?もあるようなのんで、機会があれば観てみたいと思います。ありがとうございました。
#映画 #ロシア #SF #アクション #ドラマ #フョードル・ボンダルチュク監督 #イリーナ・ストラシェンバウム #惜しい大作
#全体3.3 #物語3.0 #演出3.2 #演技3.2 #配役3.3 #映像3.7 #音楽3.5
バトルシップの様なSFが観たいんです💦①
「ロシアの空から未確認飛行物体が落ちてきた⁉️」
カップヌードルのCMになりそうな1シーンから始まるこの映画。
最近コロナで費用が掛かっており楽しめるSFが来ない。
テネットだけでは、、、。
そんな中見逃していた大作っぽいSF映画を観よう第一弾。(超メジャー駄目よ🙅♀️)
頭カラッポにして楽しみたい為、この催しは全て吹き替えで観る事にする。
ストーリー展開的に箸折っていたり、そりゃ無理だろ的行動がありますが、そこは把握出来りゃいい程度なので許容範囲。
異星人はパワードスーツらしきを装着していたり、異星人は意外と普通だったり、序盤から飽きる事は無い。
異星人とのコンタクトを前面に押し出し、人間ならではの理不尽な集団心理等も映し出す。
しかし、何故題名「制圧」なんだろ?🤔
ロシア映画とすれば上位に来る面白さだと思います。
さあ、続編観るか😆
ロシア作品もなかなか侮れない
予想外の展開が面白い
異星人は地球を侵略しようと戦いを仕掛けるわけではない。よって人類対異星人の激しい戦いが勃発するわけでもない。かといって,いわゆる「未知との遭遇」的な壮大な展開が待っているわけでもない。この作品では確かに異星人と人類との交流は描かれてはいるものの,それは「人類」という大きな括りで語られるものではなく,あくまでも主人公の女性ユリアとひとりの異星人との極めてパーソナルなものだ。
地球人である彼氏と異星人との間で揺れるユリアの恋心,そしてこの危機的状況を仕切るロシア軍の司令官である父親とユリアの確執。表向きは巨大宇宙船襲来というSFの典型的なテーマを扱っていながら,物語の中心は実にエモーショナルなヒューマン・ドラマなのだ。
エイリアン
意外とハマった
面白かった
ロシアの自虐ネタ満載
モスクワに宇宙船が不時着する。
ロシア政府の対応はゴジラとよく似ている。
宇宙人は人類と同じだったが、科学技術は格段に進歩していた。
モスクワ民衆の動きは世界共通、細かいところはすっ飛ばす展開はスピード違反。
随所にロシアの自虐ネタが散りばめられていて興味深い。
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