パーフェクト・レボリューション : 特集
ポップでバカな、唯一無二のリリー・フランキー流《究極の愛の形》
SEKAI NO OWARI、銀杏BOYZらも熱く共感した
この《ハチャメチャ・ラブストーリー》に、泣いちゃう?かも!?
映画、テレビ、CM、イラストと今や目にしない日はない人気実力派リリー・フランキーが、これまでになく心血を注ぎこんだ入魂の1作が、いよいよ公開を迎える。ハンディキャップを抱える男女が“究極の愛”を育む姿をエネルギッシュかつ軽妙に描いた「パーフェクト・レボリューション」(9月29日公開)だ。ポップな爽快さが突き抜け、真面目だけどキュート、笑えるけどグッと来る。リリーのキャラクターだからこそ表現できた、愛すべき一作だ。
ゆるさ、エロさ、自然体──リリー・フランキーだから軽妙に描けたこのテーマ
リリー史上最も“熱い思い”を込めた作品が本作!
数多くの作品に出演しながらも「作品を『こうしたい』って言うことはほとんどない」と自己分析するリリー。だが本作では、自身の殻を打ち破るアグレッシブな姿勢を貫き、出演はもちろんのこと製作段階から積極的に携わり、情熱をぶつけたという。その理由は、主人公のモデルとなった熊篠慶彦氏の活動に感銘を受け、障がい者をめぐる現状に風穴を開けたいと強い使命感を感じたから。これまでにない“本気”を、ゆるくてちょいエロ、自然体のいつもの魅力で体現したのが、本作なのだ。
本作でリリーが大切にしたのは、「『障がい者だって恋がしたい』という“当たり前”を伝えたい」というメッセージ性と、「重くないといけない理由はない。ゲラゲラ笑えるバカな映画でもいい」という空気感。この2本柱が、リリーの軽妙な存在感と疾走感あるストーリーによって、見事に融合している。
リリーが本作で演じたクマは、幼少期に脳性マヒを患い、車椅子生活を余儀なくされた人物。リリーは、演じるに当たってモデルとなった熊篠氏を徹底的に観察し、手の動きやしゃべり方、目線やまとっている空気まで本人を“完コピ”。熊篠氏からも「すごかった。形態模写のよう」とお墨付きを得た。
本作は企画から約5年の歳月をかけて完成を迎えたが、リリーは「どんな形でも参加したい」と並々ならぬ決意で、製作初期段階から関わった。スケジュールの合間を縫って監督や企画者でもある熊篠氏と密にコンタクトを取り、熱い思いを抱えるあまり、衝突することもしばしばだったという。
障がいのあるふたりが、純粋に突き進むハチャメチャ・ラブストーリー!
彼らが巻き起こす“革命”からあなたはどんなメッセージを受け取る?
本作は何を隠そう、心底ピュアなラブストーリーだ。脳性マヒの影響で手足が自由に動かせない境遇にもめげず、バイタリティ満タンで活動に励むクマ(リリー)と、精神に問題を抱えながらも日々を全力で生き、愛する気持ちを失わない風俗嬢ミツ(清野菜名)。エネルギッシュな2人が運命の出会いを果たし、数々のハードルを乗り越えて愛を貫こうと奮闘する姿は、見る者にとびっきりの勇気と活力を与えてくれる。笑いも涙も詰まった2人のハチャメチャな恋の行方に、きっと心を奪われるはず!
障がい者を取り巻く誤認や偏見を打破しようと各地で精力的に講演活動を行い、障がい者の性への理解を訴え続けるクマ。決して深刻な話ばかりをするのではなく、下ネタを絡めたトークで聴衆の心をつかみ、著書の出版記念トークショーには多数の観客が参加。彼の努力は、少しずつ実を結びつつあった。
クマの講演に参加し、生きる勇気を与えられたミツは、クマに猛烈なアタックを開始。突然のことに戸惑い、取り合わなかったクマだったが、「生まれも性別も、職業も能力も、お金も年齢も幸せには関係ない!」というミツの不器用ながらもまっすぐな姿に次第に心ひかれ、共に生きていこうと決意する。
クマのヘルパーを始めたミツだったが、周囲は賛同者ばかりではなかった。2人の恋愛が「不可能だ」と決め付ける人々に、ミツは真っ向から反抗し、クマはミツの愛に心打たれる。そんな折、クマがアクシデントにあい、かけがえのない存在だと再確認したミツは結婚を申し出るが……。
峯田和伸(銀杏BOYZ)が物語に共感し、“あの名曲”を提供!
そして、多くの著名人がリリーの熱いメッセージに賛同!
リリーがあふれる情熱を正真正銘100%注ぎ込んだ本作に、各界の著名人もこぞって反応。リリー直々のオファーを快諾し、名曲「BABY BABY」を提供した人気ロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸をはじめ、若者から圧倒的な支持を集めるバンド「SEKAI NO OWARI」のFukase、リリーが日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いた「ぐるりのこと。」やリリーのベストセラー小説を映画化した「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で存在感を発揮した安藤玉恵たちが、熱いエールを送っている!