リズと青い鳥のレビュー・感想・評価
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90分が短く感じた
TVアニメは1期のみ観ています。
ターゲット層がちょっとわかりにくいけど、ジャンルは百合で男性向けってことでいいんだろうか。
一般向けだとすると、一部ちょっとばかし過剰な描写があるように思います。(女目線です)
劇場では、わたし以外が男性のお客さんで、正直なところ、やや居心地はわるかったです。
主人公たちの思春期ならではの感情に、共感する部分もありましたが、やや置いてけぼり感はありました。
自分の感覚では、中学3年生くらいの設定だと、よりリアルだった感じがします。
見終わって真っ先に思ったのが、90分短い!夏祭りもプールも見たかった!でした。
原作読めよ!って感じなのでしょうか…
悪いことばかり書いてますが、美しい映画でした。
わたしもこんな感情を、自分にとって特別な友だちに対して抱いたことがあるなぁと振り返りました。
女子にはあるあるかもしれません。
暖かな別れへ向けて
素晴らしい映像作品だが面白いとは言えない
音が印象的な映画でした
独特の空気感に酔いしれる
TVシリーズとは毛色が違う
アニメでしかできないこと アニメだからこそできること
心に響く作品です
描写の繊細さ!
以前のユーフォニアムシリーズのアニメも映画も原作も知らずに映画を観ました。余りに印象深かったので一週間後にもう一度鑑賞し、やはり素晴らしい作品だと思いました。最後に原作小説『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』を読みました。
ここの他の方のレビューを見ますと、この映画の良さを同じように感じ取った方がたくさんいらっしゃるようで、意外ではありますが、嬉しい。
「意外」と言ったのは . . . この映画のように、話が余り展開せず丁寧な心理描写に集中した映画は、往々にして「退屈だった」「眠くなった」という感想が多くなりがちなもの。丁寧な描写を褒め称える声が、こんなにレビュー欄に並ぶのは珍しいと思ったからです。
アニメには、実写映画とは違った難しさも有るでしょうが、実写版には出来ない自由度もたくさんあり、まだまだ表現の開発の余地が大いにあると改めて思わせてくれました。
以下の感想は、他の方々が上手に言って下さっていることが大部分です。
*描写の精密さに惹き込まれて退屈する暇がない。
*実写映画並みの細かい表情・仕草の描写 . . . いや、アニメならではの部分も大いにある。例えば、目だけであれだけ語らせるのは、実写だと難しいかも。
*演出の斬新さ(僕にとっては)。例えば、足の動き。後ろに回された腕と手のアップ。
*音楽と映像のリズム感の一致。吹奏楽の場面のことではなくて、普段の場面で、音楽のリズムと映像のリズムが心地よく合ってる。これはアニメならではか。音楽自体もいいですねぇ。
*音楽がないところの音が活きてる。足音とか。
*物や風景など人物以外へのフォーカスのあてかた。鳥が飛ぶ場面が長回しだったり . . . 人物以外の描写も、人物のこころの表現に寄与している。
*画面の美しさがすごい。
*原作でも男子生徒は出てこない方が良いと思いましたが、映画ではほぼ完全に女子校になっていて、さらに繊細になっています。みごと。
*例の、関係性の変化を象徴する演奏での音楽の表現が素晴らしい。
空気感を味わう映画
山田尚子監督がインタビューで語っていた様に、この映画は「少女たちの秘密のやりとりを、息を潜めてこっそり覗き見する」映画でした。
それっぽい言い方をするなら、山田尚子節炸裂といったところでしょうか。
登場人物は決して多くなく、またストーリーの展開もそれほどあるわけではありません。
ですが、その分全編にわたって詰め込まれた間がこちらの心に訴えてくる様で、気がついたら涙を流していました。
動きのひとつひとつ、音のひとつひとつ全てに意味があって、登場人物たちをリアルに感じさせてくれます。
特に気になったのが音に関する部分です。
高校の吹奏楽部が舞台ですが、BGMも控えめで無音のシーンも多く、無音もまた音なんだと強く感じました。
私が気に入ったシーンとしては、無音ではないですが、みぞれが水槽のフグを見つめるシーン。
水槽の空気ポンプの音だけが聞こえてくるところで、実際にそんな記憶があったかは定かではありませんが、私の学生時代を想起させる様な不思議な引力を持っていました。
アニメだからこそ、実写以上にリアルな描写ができるということを、まざまざと見せてくれました。
空気感を味わう90分、おススメです。
とても良かった
言葉では表現できない90分間
☆☆☆★★ マイケル・アプテッドは以前に、007シリーズで監督をし...
☆☆☆★★
マイケル・アプテッドは以前に、007シリーズで監督をしており。言ってみれば、今回の作品はその女性版…と言えなくもない。
最近では『アトミック・ブロンド』や、『レッド・スパロー』等が有り、多少の既視感は否めないか?
そして、前者2作品を含め。どれもこれもその内容には、裏切り有り。どんでん返し有りで、二転三転四転…と果てしない。
前者2作品の主人公は、過去には一瞥もくれずに前に向かって突き進む強い女性像としてのキャラクターだったのに対して。この作品の主人公は、過去の出来事から自身の《責任》の呪縛に囚われており。それは一見すると、【人間的】には見えるものの。作品中に於いて、自身の為に死んで行った人を悲しむ様子が、今ひとつ薄い(様に伺われる)面が有り。その辺りが、主人公のキャラクター及び。作品としての弱さに繋がっている様な気がしてしまう。
交わされる視線。上履きの色で表現される上級生と下級生との関連性。
主人公2人の会話は、ハイソックスの色の違い。脚の組み方・上履きの脱ぎ方・目線の動かし方等の違いで(勿論喋り方も)性格を表し。
また画面背景のボカシ方・風にそよぐスカートの袖や髪の毛等…。
観終わった直後には気付かずにいたのですが、時が経つにつれジワジワと心に響いて来ています。
2018年4月26日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン4
語るに術なし
期待しすぎた
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