「ジブリを超えた」リズと青い鳥 kouhei1813さんの映画レビュー(感想・評価)
ジブリを超えた
「青いブリンク」以来久しぶりの水彩或いは水彩風アニメーションの成功作を見たという感じ、さすが虫プロの末裔京都アニメーションである。アニメスタジオでは既にジブリを超えている、ジブリの3人のおっさんが寄って集まっても作れない分野の作品である。一昨年前の「君の名は。」以来の感動作であった。物語の後半のオーボエの演奏は素晴らしく、音楽を聴いてその物語性で感動の涙が出てきたのは初めてであった。物語は高校3年生の感じやすい二人の少女の依存性に焦点が当てられ、リズと青い鳥の反転が素晴らしかった。派手な展開の物語ではないが、これだけ叙情性あふれるアニメーションが作れる日本は素晴らしい。
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