ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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悔しくて悔しくて
去年観た映画でTOP2に入れた大好きな作品「ラストナイト・イン・ソーホー」のエドガー・ライト監督の作品ということで鑑賞。評価も高いし、めちゃくちゃ期待して見たのにハードルを遥かに超える面白さで驚きました...。エドガー・ライトすげぇ。
一言もセリフが無いのに既に面白い冒頭。
最高級のカーアクションに興奮が止まらない。
一瞬にして「ラストナイト・イン・ソーホー」を撮った監督なんだなと分かる。することは過激なのに何故かめちゃくちゃオシャレ。ココ最近見た、というか今まで見たカーアクション映画の中でダントツトップかもしれない。五つ星映画だと1分で確信するほどトリコになったし。
そして相変わらずの選曲センス。
テンションがぶち上がる曲ばかりで全てカッコイイ。映画を見終わったあとはSpotifyのプレイリストでループ再生。どうやったらこんなにもいい曲を見つけれるのだろうか。開始10分頃のスタッフの名前と共にベイビーがコーヒーを運ぶシーン。曲と行動がマッチするのが気持ち良くて爽快。たまんねぇ...
早く続きが見たくなる設計で、家で映画を見るのはあまり得意では無いのだけど、あまりの面白さに時間を忘れてイッキ見してしまった。キャラクターと設定の濃ゆさ、ストーリーの見応え、華やかな描写、細かな演出に酔いしれる。アクション映画としても面白いし、音楽映画としても文句の無い出来。主人公ベイビーの成長物語としても素晴らしく、興奮とともに感動までも与えてくれる作品。
なかなか緊迫感のあるシーンを終えた後、どんな風なラストを飾るのだろうかと思っていたが、こりゃやられた。ストーリーの構成にあっぱれで、あまりの美しさに言葉が出なかった。エンドロールが終わってもソファから立てない。そして心底後悔した。なんで映画館で見なかったんだ、こんなにもいい映画を!!!
もう本当に最高でした。
どうやら、続編の脚本はできているらしい。
今から楽しみで仕方がありません。まさかのエドガー・ライト監督作品、2連続星5!!!
疾走感と音ハメが爽快
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
爽快な映画を見たいなと思い、以前から名前だけはなんとなく知っていたこの映画を見ました。
どのキャラクターも見事なまでにはまり役だなと感じました。
ただ、やはり逃走シーンや銃撃戦の際の、主人公が聞いている音楽との見事な音ハメが何よりも爽快です。映画冒頭の逃走シーンは見ているこちらも、ハラハラしながらもノリノリになります。
主人公は複雑な過去や後遺症を持つものの、犯罪グループの逃がし屋をやっている以外は、どちらかと言えば良心を持つ青年。ただ単純に主人公の興味だけで逃がし屋をやっているということであれば、ここまで主人公が逃げることにハラハラすることはなかったのだと思います。(まぁ、これまでやってきていることは犯罪なのですが。)
音楽が、映画のBGMや、ミュージカル映画とは違う使い方をされていて、とても新鮮に感じました。
こういう映画を見ると、劇中で流れている音楽を知っていれば、もっと楽しめたのかなとか考えたりして、ちょっと悔しい気持ちになります。
高評価が多いですが自分の好みではありませんでした。
(ネタばれなしレビューです)
自分自身車が好きで、高評価の多さもあり鑑賞しました。
自分が期待していたワイルドスピードのようなド派手なアクションや銃撃戦とは全く違いました…。「ベイビー ドライバー」というタイトルですが、それほど車好きに向けたような映画ではありませんでした。
動画としての完成度はとても高いと思います。カーチェイスのシーンは少ないですが、見ごたえありますし、様々なシーンでの音ハメのクオリティは高かったです。相当な時間と労力を使ったであろう名シーンだと思います。
しかし、ストーリー性に欠けているのではないかなと思いました。流れというかストーリーの進み方が途中から滅茶苦茶になっていてラストは首をかしげるほどでした。また、キャストに全く共感ができず、映画にのめり込むこともありませんでした。先ほど言った音ハメのシーン。クオリティは高かったのですが、この映画に採用するのはどうなのでしょうか。音楽のせいで緊張もないまま、何人もの警察や見方がしんでいきました。よくB級映画にあるような感じでした。まさに動画です。映画とは思えませんでした。
最初の5~10分は面白く、予告もとてもよかったのですが全体的に面白くなく映画としてのクオリティは低いと感じました。
終わりに向かうほど面白くなる傑作
映画名も含め、面白そうに思えなかったので、スルーしてましたが、
評価が高い事と『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライト監督作という事で、意を決して観賞。
最初、まあまあかな?と思い観ていると、
終わりに向かうほど、どんどん、どんどん、面白くなっていき、
最後には、恐れ入りました、ナルホドと、なりました(笑)
傑作です。
ぜひ最後まで観て下さい。
終盤、あの人がとった行動は意外だったな…
ヒロインの女の子が『ツイン・ピークス』時代の若い頃のメッチェン・アミック似に似てて、マジで娘かと思った。
かわいい♥️
音楽×カーチェイス
音楽、カーチェイスが上手く混ざり、ハラハラさせるような映像作品になっている。
深い過去がある天才ドライバーが、好きになった女の人ができたことで、感情の変化が起きる。
特に、逃走シーンは、ドキドキさせるような演出だった。
なぜドブが助けたのか、などが分からなった。
久々にアクション映画を見た。
音楽╋カーチェイス╋犯罪╋青春╋アルファ
ネット配信の為(短文)
まず、最初に思い出されたのは70年代の映画、バニシングポイントよりの「バニシンIN60」・・。それらにプラスした要素をとり入れ最初から観るものを引きつけ、後半さらに混迷の中、自分の願望の夢への終着点は見えないまま邁進した先に待ち受けるのは・・・。
★Amazon配信(簡潔)
★重低音○
★サラウンド○
★分離度○
★サイド・後音響(活躍度)2
音楽+カーアクション+青春
犯罪組織の運転手として活躍する、天才ドライバー青年の話
内容としてはカー+アクションという感じで何も考えずに楽しめる点がよいが、この映画のキモは主人公が聴いている音楽が映画のBGMだということ。
ノリノリのテンポで、リズミカルなアクションを観れるので、見ていて楽しい気持ちになる。
そういう純粋なエンタメの映画。
とはいえ、音楽に寄せるためかストーリー的にはそれほどでも。面白くはありますが、ストーリーで魅せる映画ではないですね。
こんなにドキドキする映画があるだろうか
最高にノッてる映画。
ここまで主役やヒロインに感情移入し、抜け出せるのか文字通りハラハラドキドキする映画はなかなか無い。
こちらまでスリルを味わえる作品。
ドキドキするわ音楽ノリノリだわで非常に楽しい映画だった。
【心臓が跳ねる‼︎音楽×カーチェイスの魅力が詰まった映画】
簡単にまとめると、音楽のノリとカーチェイスのハラハラ感で終始楽しめる映画。娯楽作品として一級品。素直に面白いと思える作品。魅力的な楽曲の数々は監督のこだわりが感じられること必至。主人公もカッコ良いし、ヒロインも可愛い。
①カーチェイスに痺れたい
②ノリノリのドライブ音楽に酔いしれたい
③ ヒロインのデボラ(リリー・ジェームズ)の可愛さを堪能したい
①〜③に関心があれば楽しめると思う。③は例外としても車系の映画としては良作なのではないだろうか。
しかし、本作を「少年犯罪への関与とその切り離し」という観点から見ると、また違った感想を抱くかもしれない。
生い立ち
幼い頃、犯罪に巻き込まれたベイビー親子。ベイビーの母親は助手席の犯人に銃を突きつけられながら運転し、前面追突事故によって亡くなる。身寄りのないベイビーは里親であるジョーに育てられることになる。
主人公の性格
犯罪組織の逃がし屋としてドライバーをするときは寡黙で塩対応なベイビーだが、心を許した人の前ではかなり活発になるというギャップがベイビーのキャラを引き立てている。ジョー(養父)の前で音楽に合わせてノリノリで踊る姿はシュールでクール。
デボラの可愛さ
見た目はもちろんだが、主人公ベイビーとの掛け合いに心をくすぐられる感じ。「何聞いてるの?」から始まる会話とか、イヤホンを片耳につけて音楽を聴くとか、どこの青春かよと思わずにはいられなかった。
カフェの店員が客の席で一緒におしゃべりをするのは映画だけの世界だと思うのは自分だけだろうか。現実だとメイド喫茶か(笑)
(ベイビーがお店に出入りしていたことで店長に顔を覚えられ、それによってデボラとベイビーの仲が急速にくっついた説はある)
→好意:接触回数の多さ
ちなみに、デボラ役のリリー・ジェームズは2015年に公開されたディズニーの『シンデレラ』でシンデレラ役を演じている。
犯罪組織との関わりについて
Q. ベイビーがなぜ天才ドライバーであるのか?
本作では、詳細には語られない。過去に車を盗んでいたことだけが紹介されている。その車がたまたま麻薬を積んでおり、その負債で逃がし屋としてドライバーをせざるをえない状況になっているというのだ。車の運転はすればするだけ上手くなるし、逃がし屋としてドライブするうちに鍛えられたと考えるのが妥当か。
Q. ボスはなぜベイビーを逃したのか?
ボスは最初、ベイビーを使い潰すつもりだったが、そこそこ腕が立つドライバーだったので、継続して使い続けたということか。実際、借金を完済した後もデボラの身の安全と引き換えに犯罪に巻き込もうとしていたわけだし。
→世の中には、少年?青年?時代に罪を犯し、そのまま悪い大人と関わり続けるということもあるのだろう。そして、そこから足を洗うこともできず、沼にはまっていくと…世知辛い。
ただ、なぜボスが最後にベイビーを逃したのかは謎だ。警察に急襲され、もう終わりだという見切りをつけた上で、ベイビーならまだ更生できる時間が残されている。お前は生きろみたいなことが内心としてあったのかな。
Q. ベイビーの倫理観
最初は人を殺すことに抵抗があったにもかかわらず、最後は全力で人殺しをしようとしているのが…
やらなければやられてしまうという状況ではあったから致し方ないのか…
◎寄せ集めの強盗だからこその内部のギスギス感がリアル。
→お互いが信用できない関係だと、一つの綻びによってその関係に大きな穴が開くことがある。
◎モニカを失った悲しみからの暴走。
→人を狂わせるものには金、セックス、酒、タバコ、クスリがある。これらはいつの時代でも麻薬として扱われることがある。だが、稀に「愛」という感情が人を狂わせることもあるのだ。
総括
映画からのメッセージやストーリーからの刺激によって自分の中に何かが残る映画というより、雰囲気、音楽、ノリを楽しむ映画。
高評価に期待しすぎちゃったかも。
楽曲有りきの作品。
意外とパワフル。
高評価にも驚いている。
ケヴィン・スペイシーの作品なので鑑賞しましたが、
こんな役回りだったのね。
・ありきたりになりがちな強盗シーンをほぼ省略してる点に好感が持てる。
・カーチェイスシーンが、しつこくなくて、アイディアに富んでいて好感が持てる。
・バッドエンディングを予想していたが、後味のいいエンディングを迎えてほっこりした。
連想したのはハリウッド版、尾崎豊の世界。
のっけから富士重工。
主人公が次々、乗り継ぐ車のチョイスがいい。
それほど詳しくはないけれど、ありきたりな一般車両でないことは何となくわかる。
そんなイカした走れる車両をかっ飛ばして、最高の音楽に身をゆだねながら
途切れることなくカマす、超絶ドライブテクニック。
唸るエンジンとギアボックスのガツガツ。
一般道もサーキットへあっという間に、様変わり。
この爽快感に悪事を加えたなら、アドレナリンは出るしかない。
同時に「盗んだバイクで走りだす」
なんて一瞬、尾崎豊を連想してしまった本作。
複雑な過去に家庭、そして問題を抱えた主人公のナイーブで、
それでいてどこにでもいる青年という優しい側面がしっかり描かれているところも、格別なスパイスだろう。
悪事に加担しつつも、見てしまえば応援せずにはおれなくなる。
裏切り、裏切られ、血みどろで破滅的な犯罪物語ながら、
そんな両面があいまれば残るのは甘酸っぱくも爽やか、オサレな後味。
見終わったあと、悪夢から覚めたような開放感残る1本だった。
舞台ミュージカル的な美術と、キレキレチェイスシーンのソリッドなカメラワーク。
このメリハリも、いいんだよな!
音楽・音ハメ・気持ちいい。
TSUTAYAのDVDレンタル棚で見掛け、ジャケットがカッコいいのとレビューサイトでの評価が非常に高かったのをきっかけに借りました。「カーアクション映画」ということ以外は何も知らない状態での鑑賞です。
結論ですが、めっっっちゃ面白い!!!!
カーアクションがカッコいいのもありますし、ストーリーも王道な展開で非常に盛り上がる。そして何よりもミュージカル映画のような音楽と、その音楽に合わせた台詞やSEの音ハメが耳に心地よいことこの上ない。今年観た映画の中でも間違いなくトップクラスに面白い作品でした。
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幼少期の事故が原因の耳鳴りを和らげるために常にイヤホンで音楽を聴いているベイビー(アンセル・エルゴート)は、強盗犯を現場から逃がすための「逃がし屋」として活躍する凄腕のドライバーであった。逃がし屋になるきっかけである犯罪組織のボスのドク(ケビン・スペイシー)への借金も完済し、そして行きつけのカフェのウェイトレスとして働くデボラ(リリー・ジェームズ)と親密な関係になったのをきっかけに犯罪から足を洗うことを決心したのだが、ドクからの脅迫紛いの誘いによって再びベイビーは逃がし屋として仕事をする羽目になってしまう。
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この映画冒頭6分間で繰り広げられる迫力満点のカーチェイス。音楽に合わせて車が踊るかのような素晴らしいカーアクションで、このシーンだけで「この映画はヤバい」と分かるレベルです。
とにかく冒頭からエンディングまで「音の気持ちよさ」を追求した描写がなされています。それが特に顕著なのは最初のカーチェイスが終わってからベイビーがコーヒーを買いに行く約3分間の長回しシーンと、映画中盤にある銃撃戦のシーンですね。「どうやって撮影したんだ」ってくらいに音楽と合致したSEや台詞が挿入され、耳が非常に気持ち良い。多くのレビュアーさんが「ミュージカル映画のよう」と評するのも納得です。登場人物が歌って踊るようなシーンは無いんですけど、それでも本作はミュージカル的な演出や要素が多く、迫力の映像だけでなくテンションの上がる音楽も盛りだくさんで、目と耳の両方で楽しめるカーアクション映画となっていました。
ストーリーについても、個人的には非常に楽しめました。
本作は銀行強盗などの犯罪者を現場から逃走させる「逃がし屋」が主人公の映画です。このような映画ジャンルを「ゲッタウェイドライバー映画」と言うらしいですが、私の数少ない映画遍歴の中ではニコラス・ウェンディング・レフン監督の『ドライヴ』がそれにあたると思います。『ドライヴ』はシリアスなシーンがR15+作品特有の描写もありましたが、対して本作は終始エンタメ性が高く、純粋に楽しめる作品でしたね。ベイビーという幼さの残る青年が、デボラとの恋愛やジョーとの家族愛を経験することで、一人前の大人へと成長していく「成長物語」として非常に楽しむことができました。
ストーリー・演出・アクションシーン。どこをとっても一級品のエンタメカーアクション映画でした。オススメです!!!
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