ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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OPのカーチェイスは素晴らしい
始まりは派手なカーチェイスでとても爽快感がありおもしろい。だが後半は登場人物の行動に矛盾や理解不能な点がありあまりおもしろくない。音楽とオープニングのカーチェイスと、女優二人の可愛さを見るための映画。
視覚と聴覚を刺激し続ける、うるさい映画。
センス
音楽に合わせて映像を作ったというだけあって、全編を通して小気味良い...
音楽に合わせて映像を作ったというだけあって、全編を通して小気味良い。
エドガー・ライトは今年のフジロックでコーネリアスのライブを観ていたけど、映像と音が完璧にシンクロする気持ち良さは通じるものがあると思った。
冒頭の銀行強盗シーンはジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトムズ」。ゾクゾクするギターのイントロから徐々にテンポが上がっていくロックンロールナンバー。同時にニューヨークが舞台だってことも伝わる完璧な選曲。
楽曲を知らなくても楽しめるけど、やはり好きな曲がかかった時の高揚感は格別だわ。ダムドの「ニート・ニート・ニート」なんて、全身でリズムをとってしまったぐらいだ。
あと、レッチリのフリーがちょい役で出ていた。
と、音楽と映像ばかり注目してしまうが、ベイビーとデボラの何気ない会話も印象的だった。
自分の名前が使われている曲の話とか、欧米の若者は普通にするものなのかな。日本人はまずしないよな。「聡美が使われてる曲は2曲ある」とか。絶対無いし。
一点、納得がいかなかったのは、ベイビーが女性の扱いに長けている点である。最初はこいつ絶対に童貞だよな、いい奴だなーと思っていたのに、可愛い子と軽い会話をして、すぐに恋仲になり、小洒落たレストランでデートする始末。童貞であってほしかった。
これはなかなか楽しめる作品でした
これはちょっと新しいタイプのカーアクション映画ですね。
常にiPodで音楽を聴いてる主人公に合わせて、アクションがBGMにシンクロして展開されるので、観客も同じようにノリノリで観れるという趣向です。
凄腕ドライバーの青年が、強盗の逃亡を手助けしてるが、徐々に犯罪に巻き込まれ、彼女や家族も巻き込まれていくというストーリーなんですが、青春期の恋愛みたいなベースがあるので、ブレずに展開されるのが好感持てます。
主演の少年は可愛さが残るイケメン。いつもサングラスかけてるんだけど、これがイマイチ似合わないのがまた可愛い。ヒロインの女の子も可愛いし、元締め役のケビンスペーシーやブチ切れ犯罪者役のジェイミーフォックスなど名優が脇を固めています。
個人的には銃が放たれる音がBGMのドラムとシンクロするあたりに痺れました。
難を言えば、もう少し名曲使っても良かったのにねぇ〜って感じかな。
監督は、ホットファズやワールズエンドなどを撮った人なんですね。どうりで足で走るシーンに独特の疾走感がよく出ています。
迫力あるし、ノリは良いし、新しさも感じるし、これは見る価値ある作品ですね。
すごい没入感!
エグゾーストノート、ブレーキング、タイヤの空転音、ワイパーの作動音・・・すべてが音楽とシンクロする。"運転=ダンス"のようだ
音楽とドライビングテクニックが完璧にシンクロする!スバルのWRCがカッコよく踊る。ミュージカルのダンスシーンのように華麗でクール。計算され尽くしたドライブパフォーマンスに興奮。
音楽のビートやコーラス、リズムに乗りながら驚異のドライビングテクニックを見せつける、若き天才ドライバー、"ベイビー"の活躍を描く作品。プロの彼の仕事は、強盗犯罪の逃走を手伝う"逃し屋"。しかも出逢った運命の女性デボラのために足を洗う覚悟をする。
まるでライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」(2012)のような設定だが、"ベイビー"が愛用する、iPodには仕事を完遂させるためのお気に入りのプレイリストが入っている。そのプレイリストの曲に合わせて信じられない運転テクニックが引き出されるのが、ステキだ。
そもそもクルマ好きは、何が好きなのか? もちろん運転そのものや、物体としてのフォームやたたずまいという人もいるだろう。しかしそのひとつに、"サウンド"もあることは確かだ。それは"内燃エンジン音"しかり、ドライブに寄り添う"オーディオ"しかり・・・。
エンジン音、エグゾーストノート、ブレーキングノイズ、急発進タイヤの空転音、ワイパーの作動音・・・本作はすべてが音楽とシンクロする。"運転=ダンス"のようだ。ただでさえ寡黙な"ベイビー"はイヤホンをつけながら行動をするので、セリフは少なく、部分的にはミュージックビデオのようでもある。
「ワイルド・スピード」シリーズ(The Fast and the Furious/2001~2017)を観ていると、"もうカーアクションには新しい局面はないのではないか"と思えるときもあるが、それを見事に裏切っている。これは制作・脚本も兼任するエドガー・ライト監督の為せる技である。ただ音楽と映像の素晴らしいシンクロを除くと、凡庸なプロットで、大絶賛されているような評価は大げさ。ストーリーではなくドライビングを全身で体感する音楽映画だ。
主役のベイビー役は、「きっと、星のせいじゃない」(2015)や「ダイバージェント」シリーズ(2014~2017)でシャイリーン・ウッドリーと共演している若手のアンセル・エルゴート。まだ23歳の、まさに童顔(ベイビーフェイス)のイケメンである。「ダイバージェント FINAL」はちょうど同日公開である。
ヒロインのデボラ役は、ディズニーの実写版「シンデレラ」(2015)を演じたリリー・ジェームズ。正真正銘の可愛さ。犯罪者仲間で、ケビン・スペイシーやジェイミー・フォックスといったベテランがしっかりと存在感を発揮している。
(2017/8/19 /新宿バルト9 /シネスコ/字幕:栗原とみ子)
ほんの一瞬、ストリートオブファイヤーを連想した場面があったんだけど...
ジョン・スペンサーからのThe Damned!!
最高な楽曲群に付け加えられる演出が稀にみる格好良さでテンションMAX!!
徹底して勧善懲悪なJ・フォックスは良かったが中途半端な存在感のスペイシーおじさんは微妙で色々な映画に出ているフリーの存在感の方が記憶に残る。
序盤の"ベルボトムズ"で興奮して曲を中心にした撮り方が最高に格好良くこのまま物語がツマらなくなっても構わないジョンスペ&カーアクションに満足!!
と思いきやお次は"Neat Neat Neat"でどれだけ期待を裏切らない監督なんだ。
ブッチ切りなROCK'N'ROLLにPUNKな疾走感の他はボブ&アールにカシミア・ステージ・バンドなど渋いチョイスで素晴らしい。
音楽は映画にとってタダのBGMでは無いし特に既成の楽曲群を物語や映像にどハマりに持って来る監督のセンスにヤラれるし最近だと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」並みに音楽が最高。
これはやばい
カーアクション?
アンセルエルゴートいいね!
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