ベイビー・ドライバーのレビュー・感想・評価
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絶対映画館で体験して!
冒頭シーンでがっつり心を掴まれました。音楽とカーアクションの見事なまでの融合!「俺たちに明日はない」が好きな映画オタもクイーンに痺れた音楽オタも大満足な作品。ブサカワな主人公、何に出てたか思い出せなかったけど「きっと星のせいじゃない」の子なのね。上映館が少ないのが残念だけどこれ見逃したら今年の映画は語れないでしょ!次は爆音上映で観たい。
Baby、最高😃⤴️⤴️
映画づくりの難しさ。
カーアクションもここまでオシャレになった
前評判の良さをよそに、都内の上映館の少なさからなかなか観る機会がなかったのですが、ついに立川の爆音上映で鑑賞することができました。
カーアクションもここまでオシャレに洗練されてしまったのかとしみじみ、映画の世界に浸ることができました。
ひと昔のカーアクションといえば筋肉隆々のマッチョが、女や金、時には友情を巡って派手に暴れ回ればそれでよし、火薬の量をどれだけ使ったか、車を何台爆発させたかを競っているような脳筋映画が多かった印象でした。
しかし、時代の流れと共に近年では、そんなカーアクション映画が少なくなってきている気がしていました。個人的にワイルドスピードを頂点として、筋肉の経脈は引き継がれていますが、本作はそんなカーアクションと一線を画し、常にクールでスタイリッシュ、テンポの良いストーリー展開、上質なカーアクションを終始観れて正統進化を感じました。
本作の主人公ベイビーは筋肉があるわけでも、口が達者なわけでも、2枚目な顔でもない。最近の若者のようないでたち。
そして、最近の若者のように何をやっても反応が薄く自分の世界から出てこない。しかし、やることはきっちりやるし、なんなら人より優れているから余計に鼻に付く。
そんなベイビーのクールさは、冒頭の赤いスバルで逃げるカーアクションで極致に達する。音楽に乗せて体を揺らし、車を走らせ、時にはワイパーをかけて、リズムに乗せて走らせる。ベイビーは音楽と一体であり、観客もベイビーと一体になるのである。
一見して、音楽の力で映画を引っ張る昨今の流行に乗った映画のようだが、決して音楽一辺倒ではない。音楽はあくまでもアクションを魅せるツールであると感じる。
この映画の評価でミュージカルのようだ、とよく耳にしますが、なるほど確かに上質なミュージカルを見ている気分にもなりました。
決してミュージカルのようにベイビーが歌い出すわけではありませんが、音楽に乗せて話が進んで行く。物語がドライブして行くのである。
彼がチームを組む仲間は、タトゥーのアジア人や威勢の良い黒人、スタイル抜群の女と 2枚目な彼氏など。一癖も二癖もあり、どっかの映画に出てきそうな濃いキャラ造形。そして、彼らをまとめる、裏社会のボス。
一人一人のバックボーンが想像され彼らが魅力的に感じる。特にバディとダーリンというコードネームのカップルは脇役で終わらない素敵な魅力を感じました。
また、この本作はそのポスターアートのルックとは裏腹に、きつめの残酷描写がきっちり描かれているのにも好感が持てました。
バッツの死や、ドクの死などはそこまで見せるかというぐらいに見せています。
何より、本作の魅力はデボラを演じたリリー・ジェームズの可愛さでしょう。
デボラの出てくるシーンだけは、かなり御都合主義で、なぜデボラがベイビーを好きになったのかも強い理由が描かれません。しかし、それでもベイビーとデボラにはこのまま走り出して欲しいと願わずにはいられません。コインランドリーで一つのイヤホンで音楽を聴く2人の姿は魅力的で仕方ありません。
余談ですが、イヤホン一つと言えば個人的に映画の中で始めて男どうしでイヤホンをシェアする姿を眺めました。意外とあり!!
最後ベイビーとデボラの逃避行は橋の上で終わりを告げます。
ベイビーは警察に封鎖された橋を強行突破しようとアクセルを踏むデボラを止め、車のキーを抜きます。
「こちら側の世界に来るな」と言葉を残してベイビーは手を挙げて捕まります。
5年の懲役後、仮釈放に迎えにきたデボラとベイビーがキスをしてこの物語は終わります。
セピア色の思い出の中にいたデボラが、色を持ちベイビーの世界へ再び戻ってくる。彼らの物語はこれからドライブして行くのでしょう。
久しぶりにまとまった上質なアクション映画を観れて大満足です。万人にオススメできる一作だと思います。
PS.
立川の爆音上映で鑑賞しましたが、音楽のシーンはもとよりエンジンのかかる音、銃撃の重低音、クラッシュの大迫力等、音の素晴らしさを改めて認識することができました。
機会があれば是非爆音で!
ヌーヴェルバーグ、アメリカンニューシネマに終止符を打つ映画!
期待しすぎた………??
ネット上での評判が軒並み良く、久々に期待しての鑑賞。
冒頭の掴みはバッチリ。この映画の方向性を存分に見せたところから物語は始まる。
中盤にかけて少しダレるが、音楽との融合が面白く、銃撃音や爆発のタイミングが音にマッチして気持ちいい。
後半、ヒロインのデボラを迎えに行くところから少々不快。二人の仲睦まじい姿をあまり描いていないのに、あの状況で主人公についていけるか??後半全くドライビングを堪能できるシーンが無く、ただの銃撃戦で退屈。極めつけは裁判のシーンでの証言。主人公を善人とするならば、パイプで刺し殺したり銃を撃ったりせず、最後まで善人に徹して欲しかった。
トランスポーター的要素も含みつつ、爽快な映画を期待していたので少し残念。
カーアクションミュージカルエンターテイメント映画としては最高。
映画館出てサントラは即ポチりました。
ミュージカルカーアクション
Music and Road音楽とクルマ
その上ドンパチまであるからもう最高!
冒頭からインプレッサWRXでドリフト全開でアトランタの街を駆け抜ける。
音に合わせたアクションが気持ち良い。
コインランドリーのシーンはララランドっぽいけど皆がいうように健全なトゥルーロマンス。
ハッピーエンドといっていいと思う。
カーチェイス、だけじゃない。
久しぶりに予告を見て
絶対観に行こう!と思えた作品。
冒頭のカーチェイスは圧巻。
音楽・リズムにリンクする映像も圧巻。
今まで観てきた中で過去最高の
「リズミカルな銃撃戦」は、なんかもう
狙いすぎてて、圧巻半分・苦笑い半分(^^;;
これ、作中の楽曲を知ってる人は
相当楽しかったんじゃないだろうか?
ほとんど知らなかった自分でも
結構楽しめたのだから。
「カーチェイス版ララ・ランド」
という言葉が一人歩きしているが
実際見終わってみると
どちらかというと「カーチェイス」に
重きを置いてないんじゃないかと思えてしまう。
カーチェイスに引っ張っていってもらうのは
前半だけで後半は違う展開になっていく。
なので最初から最後までの
怒涛のカーチェイスを期待して見にいくと
後半残念な思いをするかも。
個人的にはその後半への流れは
良かったと思う。
テンポのいいカット割りに
相変わらず見事にシンクロする音楽。
久しぶりに見たケビンスペイシーも
ぽっちゃり具合も相まって
インテリ系悪役がはまっていた。
マイナスポイントとしては
・後半、怒涛の勢いで人が死んでいく
・なんで最後、ケビンはあんな「いい人」に?
・無理に持っていったようなハッピーエンド?
個人的には、
実は一番のサイコパスは
ベイビーでした!ってくらいの
エンディングが欲しかった(^^;;
でもここ最近の映画の中では
群を抜いて面白かったし
新しかった。
久しぶりに
「誰かに教えたくなる」
そんな映画だった
蛇足。
同じコンセプトで
邦画作って欲しいなぁ。
でも邦楽では無理か?
昭和歌謡と映像がキレッキレにシンクロする。
個人的にはすごく観て見たい!
最初から最後まで楽しい
引き込まれた
何と言っても音楽 コーヒーを机に置く音から銃撃戦の音まで音楽とうまくマッチしててまるでミュージカルを観てるようだった。ただ、ベイビーに殺人は犯して欲しくなかったなぁ。
発想だけは褒めませう。
筋書きはアメコミ以下。
音楽と強盗集団を絡めるといふ発想だけは評価に値する。
が、それだけだ。
互いがシナジー効果をもたらすこともない。
簡単にいうと、「1+1=2」だった。
エドガア・ライト氏の発想には毎回驚かされるのであるが、作品を見て凡庸に終わっていくことが多い。
この殻を破ったとき、彼は名監督となるであらう。
次回作に期待したい。
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