「音楽に合わせて映像を作ったというだけあって、全編を通して小気味良い...」ベイビー・ドライバー young爺さんの映画レビュー(感想・評価)
音楽に合わせて映像を作ったというだけあって、全編を通して小気味良い...
音楽に合わせて映像を作ったというだけあって、全編を通して小気味良い。
エドガー・ライトは今年のフジロックでコーネリアスのライブを観ていたけど、映像と音が完璧にシンクロする気持ち良さは通じるものがあると思った。
冒頭の銀行強盗シーンはジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトムズ」。ゾクゾクするギターのイントロから徐々にテンポが上がっていくロックンロールナンバー。同時にニューヨークが舞台だってことも伝わる完璧な選曲。
楽曲を知らなくても楽しめるけど、やはり好きな曲がかかった時の高揚感は格別だわ。ダムドの「ニート・ニート・ニート」なんて、全身でリズムをとってしまったぐらいだ。
あと、レッチリのフリーがちょい役で出ていた。
と、音楽と映像ばかり注目してしまうが、ベイビーとデボラの何気ない会話も印象的だった。
自分の名前が使われている曲の話とか、欧米の若者は普通にするものなのかな。日本人はまずしないよな。「聡美が使われてる曲は2曲ある」とか。絶対無いし。
一点、納得がいかなかったのは、ベイビーが女性の扱いに長けている点である。最初はこいつ絶対に童貞だよな、いい奴だなーと思っていたのに、可愛い子と軽い会話をして、すぐに恋仲になり、小洒落たレストランでデートする始末。童貞であってほしかった。
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