「学生の卒業制作のような。」blank13 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
学生の卒業制作のような。
斉藤工が監督した作品。
13年前にギャンブルで借金するような典型的ダメ父親が蒸発し、再び現れた時には余命数カ月・・・。
クズだと思っていたら葬儀の時に参列した人たちから父親の良い面をたくさん聞かされる。
借金あるのに人にお金を貸したり、困っている人を助けたり。
こんな父親!からそんな側面もある父親!に少しずつ変化していく。
映画撮影の基本のような構図、説明はしないが暗喩するようなショットなど、映像の撮り方が気になる。
実話をもとにしているのでグッとくるほどの感動や尾を引くような感情もそこまで残らないのも、内容の薄さを象徴しているんだろうか。
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