女は二度決断するのレビュー・感想・評価
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ダイアンクルガーの覚悟を感じた!
渋い!キツイ!悲しい!腹立たしい!
ダイアンクルガー渋い
サムライタトゥー
多分三船がモデル!
ラストは、あれがエエんかな?
追体験しました
この監督の作品は前も観たけど、テーマはやはりグローバルリズム。そして理不尽な壮絶体験。
なのに今回は自分が体験したかのように、胸に衝撃を受け、ダイアンクルーガーと共に涙し、揺さぶられ、打ちひしがれてしまった...他人事には全く思えない。
私にも息子がいるが、同じことが起きたら犯人が正しく裁かれない限り救われないと思う。
復讐に踏み出し、自身と向き始めた矢先に月経がくるのも納得で、海辺で、旦那と息子にママおいでと呼ばれれば、もう確かにあのラストしかないと感じた。
全く感情移入できない
ご遺体がご主人と息子らしい、と、いうことを警察に言われた瞬間ヒステリックに泣きわめく主人公の演技、あるいは演出の浅薄さが気になり、以後、全く感情移入できませんでした。ご遺族となる立場の方は、そんなはずはない、自分の家族ではないはず、と、いちるの望みを託すはずで、現実に家族の死を受け入れ泣き叫ぶほどの感情を噴出するにはもっと時間がかかるはずです。安易に覚醒剤に手を出したり、手首を切ってみたり、なんというか演出が少女趣味で、実話を基にしているといえども監督の表現力不足をかなり感じる作品でした。
帰ってきたヒトラー
近年、移民に寛容な政策を取ってきたドイツで作られた映画ということで、この問題は根が深い。
ただ第二部までは良かったのだが、第三部に至って、またそういう方向に話を持っていくのかと、正直がっかりさせられた。「スリー・ビルボード」でも感じたことだが、(映画の見せ方として)非常に安易な気がする。報復の連鎖を肯定しているようにも見える。個人的には、法廷シーンの最後の方で主人公側の弁護士が放つ啖呵がピークだった。
この邦題は原題とは全然違うし、ピントはずれだ。映画界は“二度”何かするのが好きなのか、二度生まれたり、二度死んだり、二度微笑んだりしているが、元は二度ベルを鳴らしたのから始まっているんだろう。
イメージ
私達が思う爆弾テロのイメージ。犯人はイスラム教徒で、原因は宗教対立や報復。しかし、そんな思い込みはこの作品でいとも簡単に吹き飛んでしまうだろう。
カティヤの夫ヌーリはトルコ人であるが、宗教的にも政治的にもノンポリであるように見える。しかし、ヌーリを殺したのは極右のドイツ人であり、また犯人に爆弾で報復したのも同じドイツ人のカティヤである。ファティ・アキン監督は、ドイツ人のテロリストとトルコ人のテロ犠牲者という世間の持つ一般的なイメージを裏切る作品を意図的に作ったのだろうか。
報復だって、決してイスラム教徒だからしているわけではない。どんな人種でも、どんな国籍でも、私も、もしかすると報復をする可能性がある。つまり、この作品は実に普遍的な話なのだ。世間では、テロリストはイスラム教徒というレッテル貼りを未だに続けている。
私もカティヤは報復をするわけがないと勝手にレッテルをはっていた。だけどカティヤが、爆弾を入れたリュックを握りしめているラストシーンで、爆弾を身体に巻いた中東の女性達が初めて重なった。その時、差別や偏見がある社会では、この瞬間は皆に等しく訪れるかも知れないことなのだということに気がついて、ハッと息をのんだ。
心をえぐられる
夫と子どもを一瞬にして奪われ それも
テロによって殺されたら
これは家族を持つものにとって本当に
苦しい映画だった
私も夫や子どもがいるので
完全の主人公の彼女の中に入り込み
苦しんでもがいた
今 あちらこちらでテロや戦争が起きていて
映画の主人公のようなひとびとが
世界に多くいることか
私も考える
もし私が彼女だったら?
私も彼女のような行為をするかもしれない
身内 とくに子どもを失う悲しみは
母親にとって どんなにつらいことか
しかし
この時代 いつ誰がこのような悲劇に遭遇しないなど
誰が想像できるだろうか?
彼女の悲しみ 怒り 苦悩を主演のダイアン・クルーガーが
見事に演じている
裁判のシーンも圧巻で
犯人の弁護士が彼女たちをやりこめるシーンは
本当にイライラし腹がたったが
これが裁判なのだ
真実を暴くのではなく
いかに自分の弁護する人物を無罪にするか
それだけだ
母親である彼女の心の叫びが
痛いほど伝わって来た作品だ
サムライ カミカゼ
日和ったかな?と思ったら弁護士の「終身刑を喰らわせろ!」の一言でドーン!復讐完遂でスッキリしました。
国境がないに等しいEU圏では、民族主義的な人達のストレスの受け皿が増大することは理解できる。英連邦のEU離脱、カタランの独立運動、ギリシャとマケドニアの国名を巡るゴタゴタ等。
法の支配は大切だが万能ではない事を示す内容で考えさせられる。
2018.4.4 Filmarks試写会 東京ドイツ文化センター ...
2018.4.4 Filmarks試写会
東京ドイツ文化センター
コーヒー飲みに来て、って言われても行くことは絶対ない。
友達、赤ちゃん連れてきてタンポンもらって会えてよかった、ってトータル何しに来たんだよ。
「あなたがそばに居たらロッコは助かったのに。」と言い捨てる旦那の母親。
爆弾仕掛けた犯人の弁護士の追い詰め方。
爆発の衝撃によって身体がどうなったのか細かく淡々と述べられた内容は
これ以上ない程痛々しく悲惨で
犯人は確実にあいつなのに同じ空間に
どういう気持ちで座ってる?と、
気が付いたら手を強く握りしめてて震えてくる程だった。
判決が確定した瞬間のグラつく背景。
ホテルに泊めたと証言したグルの男が急に襲い掛かるとこは超怖かった。
時間配分とかカメラワーク、何度も確かめる留守電。一人で過ごす一つ一つも無駄がない。風に揺れる麦畑?に居た時にカティヤは何を思っていたのか。
試写会終了後のトークショー面白かった。
ダイアン・クルーガーのこと。
1950年〜1970年の時代背景や
そういう社会の状況が"映画"に深く関わっていること。
復讐劇を描いた作品の話。
あえてあのラストにした意味。
ママ来てお願い。
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