「切なく、重い作品。決断の末にあるものは?」女は二度決断する ポップコーン男さんの映画レビュー(感想・評価)
切なく、重い作品。決断の末にあるものは?
どんよりとした内容の作品。
まあそれは見る前からわかってはいたのですが、昔に見た「ブレイブ・ワン」って映画はジョディ・フォスターが暴れてたなーw
とか思い出しながらみてましたがw
ダイアン・クルーガーの演技が半端ないです。
人を失った時の喪失感等は失った人しかわからないだろうが、スクリーンからそれがひしひしと伝わってくる。
確かにネオナチのニュースは一昔前に結構やってた気がするが、排他的な思想は到底理解できない。
またカティアの痛みは非常に理解できるし、自分の家族に置き換えてみるとまるで身を削られているようでしんどかった。
自分の中で自殺は選択肢としてないので(その時になればかわるのか、、?)そこは共感できなかったが、法で裁けない時は一体どうしたらいいのか?
現代の日本にもつながるこのテーマも合わせて考えてしまった。
「復讐には意味がない」や「死んだ遺族は望んでいない」と言った意見が多くあり、一定の理解ができるのだがはたして当事者になったときに同じ思想でいることができるのだろうか?
自分はどうしてもできないし、同じことを相手にしてしまえばいいとも思ってしまう。恐ろしい思想かもしれないが、家族が死んでしまっているのにのうのうと砂浜をランニングしているのを見ていることはできないだろう。
ウクライナが侵略され、日本も緊張感が高まっているが、平和な世界にはならないのだろうか?
それだけで無駄な不安や心配が一つ減るのに、、、。
映画としても非常に考えさせられる作品でした。
コメントする