「ジャズが生きていた時代」LOW DOWN ロウダウン そんぼさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャズが生きていた時代
ひさしぶりの70年代。
「自由」と「ベトナム戦争」と「くすり」と、「ジャズ」。「ジャズ」にしろ「ロック」にしろ、音楽はいつもそのシーンの「未来」だった。
彼のピアノがよかった。プレイヤーがセンスだけのヤク中のクズだった現実を理解していれば、もっと良くなったのに。
そんな時代が、あの時代。一種の「熱狂の時代」だった。よくもわるくも、二度過ごせない時代。
日本のバブルもそうであったように。
時代は、ひと達の希望や意思の反映であり、現実なのだ。それが、すばらしいと思えた「ケネディー」の米国の夢であっても、地に落ちた「日本のデフレ」の日々の経験であれ。
ぼくらの選択の結果なのだ。
大人になった エル・ファニングは「ふぅーん」、わりといい味をだしている。
祖母の存在がベースの低音のようにリズムを刻む。
芸術家の、何のコトバを拾えるのか?
それでも、また観たいと思わない映画を評価できるだろうか。
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