「皆様、励んでおられますか?」散り椿 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
皆様、励んでおられますか?
監督さん、いい画を撮るためなら、無茶をすることで有名な方ですが、背景が凄い。ある意味、映像の遺産ですね。
このような重厚な活劇は、この先、難しくなる気がするので、貴重な興行だったと思います。
何故か「シェーン」を思い出しました。昔ながらの放牧を営むおじさん。土地を囲い込む、新しい入植者に、いつも嫌がらせ。狼から大地を守ってきたプライドもあって、新しい牧畜が受け入れられません。そんな時、一人の男が…。
つまり、奥田瑛二の悪役っぷりが、あのおじさん並みに、板についているので、岡田くんも、挑み甲斐があったはず。「S P」にはなかった凄みに、圧倒されます。(いつかSP繋がりで、堤真一と、手合わせ願いたい。「地獄でなぜ悪い」で披露してましたけど、堤さん、古武道のたしなみがあるとか。頼れるねぇ。 )
そして感動のラスト。(感動したかどうかは、皆様に委ねます。)思わず、カムバッ~クと、心が叫びたがってしまいます。(ほんとに叫ぶかどうかは、皆様に委ねます。)ここまで映画の王道、まっしぐらな作品、今では希少性すら感じます。
今後、若いご見物を取り込まないと、娯楽活劇は、先細りするでしょう。結果、ゲームやマンガ寄りの萌えキャラも、投入されると考えられます。(「銀魂」面白かったですよね?。)ビジュアルの変更は、構いません。私も、既婚女性役に、お歯黒と眉剃りメイクを強要しないから。ただ、萌えキャラ狙いの子にも、人が人を想う、そんな芯の通った映画に、触れて欲しく存じます。この先いくつできるかな?。
さて、皆様も、いい映画に出会えるよう、励みましょう!。
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