「個人的にはアリ。でももっと原作を大切に…」散り椿 しゆさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的にはアリ。でももっと原作を大切に…
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葉室麟にはもっと面白いのがありますので、なんで今回これ?という疑問はありましたが、他の多くのレビューの通り、理由は岡田准一にあり、岡田准一が光るためのこの作品なんだなぁというくらい岡田准一がカッコよかった(西島秀俊もいい味出してる)
つまり殺陣ですが、意見は色々ありますが、アリかなと!斬新なところは岡田准一がからんでるのかな?
とにかく時代劇作品に新しい風が起きました(映画なんだから少しは非現実的でも良いのです)
個人的には音楽が加古隆なのも嬉しかった!エンディングのテーマがピアノで流れる頃にはすっかり癒されてました
そしてやはり評価を下げてくる部分はストーリー脚本。こればかりは私も同意見。原作はずいぶん前に読んで、少し内容も覚えてただけに、映像に落とし込めてない粗さが目立った。
山田洋次3部作などの良さ。所作、自然の風景美はしっかり踏襲出来ていても、実はこれらの作品はもう少し尺が長く、おそらく原作を壊さないようにものすごく緻密に脚本が練られ映像化している。言葉すら無い映像のひとつひとつでも流れがあった。今回の一番良くないのは私の個人的な意見としては映像の切り替わり、流れがなく、シーンが変わってからすぐに展開する場面が過ぎる。シーンが切り替わるたびにテロップ「はい!次は〇〇のシーン!」みたいなのを見せられてるような感すらあった。
例)終盤「采女に会いにいく」→「決闘」→「決着の乱闘」の流れ
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