「最低だけど、たまらん!」素敵なダイナマイトスキャンダル hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)
最低だけど、たまらん!
見終わった後、この世界にもう少し浸っていたくて、映画館から家までSpotifyでサントラ聴きながら歩いて帰った(ほとんど弦楽器の不協和音なんだけど)。
いやーたまらん。最低だけど。最低だけどたまらん。
ストーリーは末井青年が結婚したり転職したり編集長になったり不倫したりするだけなんだけど、ディテールとか空気感がいちいちたまらん。
歩きながらポッケの小銭ばら撒く感じとか、湖での不倫デートのママス&パパスとか。メガネの汚れとか。
みんなちょっとずつ狂ってるのが、なんだかとても落ち着く。
あと、主題歌の「山の音」が素晴らしい。特に歌詞。
テーマ曲も映画にピッタリでかっこいい。菊地成孔はすごいなぁ。「荒木さん」役もとてもよかった。「エロマンチシズムで」とか言ってて。
柄本佑、よくわかんないけど異様に色気がある。
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