「重厚」アメリカン・バーニング Takashiさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚
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袋製造会社を経営するユダヤ系アメリカ人の長男として生まれたシーモアは、高校時代はスポーツのスター選手として活躍、社会に出るとビジネスで成功して美しい妻と娘にも恵まれ、順風満帆な人生を歩んでいた。ところがある日、妻の不倫が発覚し、さらに思春期の娘がベトナム戦争反対を掲げる過激派グループに加入してしまう。娘は爆弾テロ事件の直後に行方がわからなくなり、シーモアは何年にもわたって彼女を探し続ける。ようやく見つけた娘は自分のしたことへの罪悪感から信じられないような隠遁生活を送っていた。アメリカの裏の顔を描いた作品。
これは40数年ぶりの同窓会で出会ったシーモアの弟から語り手の作家の視点から語られてゆく。そして葬儀に参列した彼は最後に娘が来るのを目撃するのであった。
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