サイコウノバカヤロウのレビュー・感想・評価
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昭和青春ジャンル
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オークラ劇場だと、『レンタル女子大生肉欲延滞中』という作品名で上映済。どっちの題でも正直ストーリー内容と合致していないんじゃないかと思う。
ストーリーとしては、他人のことに首を突っ込みたがる大学生が、就活の失敗で落ち込んでいたときに友達以上恋人未満の女の子からいわゆる『おやじレンタル』的な何でも屋を薦められ、その暑苦しくも、お節介な癖に魅了された人達との心の通い合いを描くという内容。勿論、ポルノ映画だから濡れ場はあるのだが、直接的なストーリーとの関連性、もっというと必然性はかなり希釈されているので、とってつけたようなシーンになっているのは残念だ。
ということだから、ストーリー展開もそれ程ドラマティックでもなく、折角、その関係性のドライブ感が後半出てくるのに、主人公の性格や行動の意味合いが深く描かれていないので、カタルシスが不足しがちなラストになってしまうので鑑賞していてイマイチ気持ちが乗りきれない。要は主人公とシンクロナイズ出来ずに、残尿感みたいなものが残ってしまうのである。世知辛い世の中で、ファンタジー的要素を持ったストーリーだったので、もう少し上手に転がしてくれると上質なカタルシスが得られたのだろうに。。。ファンタジーにありがちなギャグは巧く取り込めていたから、笑いはあちこちで産まれていた。
ちなみに主人公の役者さんは、エレキコミック今立にそっくり。
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