「貴方は何を犠牲に出来ますか?」今夜、ロマンス劇場で りんご大福さんの映画レビュー(感想・評価)
貴方は何を犠牲に出来ますか?
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とんでもないスタートをしたのに、綺麗にまとめられた純愛映画。まるで王道の純愛を優しさで包んだような作品だった。
色々な人生があり色々な恋愛がある。作品の色が綺麗だけれど、優しさとその色が混じるから本当にホッとするし、見ていた人は周囲の人がすすり泣く声が聞こえるほど優しい映画だった。
わがままな人は本当は世界で一番優しい人なのでは?と思ってしまう。昔みたいにアニメの「夢のクレヨン王国」みたいな(笑)自分もそんな人になりたい。
どうか多くの人に優しさと純愛に包まれて欲しい。自分自身純愛映画全く観ないくせに偉そうで申し訳ないが、あのような人生を見ると「触れなくても側にいたい」は凄く驚いた。触れられる当たり前、側にいる当たり前、全ての当たり前がきっと優しさと偶然による奇跡にで成り立つのだろうと思う。
そこで気がつくスッと見える人達の視線。「なぜ助けないの?酷い人ね」そう聞こえる。でもそこには2人にしか解らない心が見える。何度そう言われて来たのだろう。何度それを乗り越えて来たのだろう。当たり前の感想が心に突き刺さる気持ちまで誰も気がつかない。無関心は悪だろうけど、自分が関心を向けたなら自分は手を貸そう。その人がどんな思いでそこにいるかはその人達だけの物語があるのだろう。それを再確認させてもらえた作品だ。また見たいと思う。
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