「あの原田眞人がジャニーズ映画」検察側の罪人 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
あの原田眞人がジャニーズ映画
個人評価:3.0
トップジャニーズ2人の主演で、はたして原田眞人特有のあの重厚な雰囲気が出せるだろうかと心配したが、それは的中する事となる。
小説は未読で判断できないが、これまで原田監督が手掛けてきた作品性のあるテーマと比べ、本作はペラい物語で、重要なテーマは含まれていないと感じる。おそらく戦争を生き抜いた家族から受け継いでいる考え方が、この犯行の動機にも含まれているかもしれないが、全く描き切れていない。
「殺人事件を巡る2人の検事の対立を描く」とあるが、そういった描写は少なく、演技の上手い二宮くんとキムタクの期待した攻防ラリーはない。
あの原田眞人がジャニーズ映画を手掛けてしまった印象。
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