「久々に見たクソ映画」検察側の罪人 映画好き会社員さんの映画レビュー(感想・評価)
久々に見たクソ映画
二人の演技は素晴らしかったです。
松倉役の酒向芳さんの演技は素晴らしかったです。
しかしお話は分かるけど意図の分からいない描写(インパールの話)や葬式の場面、終わりの部分などいろいろ笑わせてもらった。
そもそも2018年現在、時効は殺人に適用されないし最高裁で過去にさかのぼって起訴できる判例がでてるから松倉は証拠さえあれば本来の事件で起訴できるから物語成立してないよ。物語の舞台は2012年だし時効廃止の成立は2010年だから。
インパールの話なんのために入れたの?
葬式あれ何?開いているのは伝統や信念を重んじている人たちじゃないの?(戦争できる国に戻そうとする懐古主義の人たちでしょ(奥さんダメ人間描写だけど))
濡れ場の後どうやったらその姿勢になるの?二宮はチョコボール向井なの?アクロバティック過ぎない?
議員何のために自殺したの?政治批判がしたいの?二人の対立が見せたいの?正義のジレンマが描きたいの?何か描きたいの?
冒頭であれだけ情報の取り扱いに語っていたのに部長と話す場所開けた仕切りもない丸聞こえのロビーに机って個人情報保護は一体どこに?記録公開ってそういうことなの?部長はその扱いでいいの?地裁の検事は個室なのに?情報が集まってくる役職じゃないの?
聞き耳立てて『引くな』じゃねえよ。個人情報が垂れ流しになっていること指摘しろよ。みんな頭悪いのか?話してる事件内容と報道から個人が特定できるし階段のシーンに警備員立っていたでしょうが…。
売れた暴露本の下りを描いてるけど検察庁に勤める人、警備員ですら過去5年の身辺調査あるし検察官と事務官は過去10年の身辺調査あるけどどうやって潜り抜けたの?(しかも調べるの特別な捜査官(5年の場合は興信所)だけど無理じゃない。)印税収入は税金申請してるはずだから隠せないけど。脱税してるの?だとしたらその事務官犯罪者だよ。
演出などやりたいことだけしてリアリティ(現実感)が欠如して全く共感できないし作品に入り込めない。
リプリー(洋画)みたいに最後までエゴを貫くのかと思ったら急にいい人になろうとしてるし、キムタクの大儀がコロコロ変わり矛盾だらけで信念なしのキャラになり、それを聞いた思考停止の頭の悪い二宮のキャラが『あの人は大儀の人だから裁けない』みたいなアホキャラ二人がマジな顔して馬鹿な話をして終わったから暗転した瞬間、映画館で噴き出して笑ってしまった。
キャラに信念が無い。物語に筋(描きたいもの)が通ってない。必要のない芸術家気取りの演出が多く鼻につく。反戦メッセージ入れようとインパールの描写してるけど現在の日本の環境と共通点皆無だから全く共感できない。
キャラや話をつくるなら見えないところまでしっかり作りこむからそれが信念になり筋になってみてる人に共感を与えるのにこれじゃ意味が無い。
とりあえず見終わった感想は時間と金の無駄だった。
本当に無駄の多い映画だった。こういう演出はしていけないのお手本だった。悪いお手本としては最高の作品だから映像系の学生は見たほうがいいかもしれない。映像系の仕事(編集兼お金の管理系)をしているせいか本当にブチギレしそうなふざけた映画でした。
追記 ネタばれ防止のチェックをつけ忘れました。見てしまった人すみません。
「意図の分からない描写」があると駄作認定されてしまうんですね!
分からないのが世界で自分だけでは?とか考えないんだなと目から鱗でした!
そもそも意図の分からない描写はあっていいと思うので、デヴィッド・リンチとかは絶対に見ない方が良いかと思いました!
また、個人的にはこの作品の登場人物には一切共感出来ていませんが、作品には入り込めたので、この辺も興味深く感じました!
共感したいならば人殺しが出ない映画を見ると良いかと思います!あなたが人殺しでない限りは!