劇場公開日 2018年8月24日

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「原田眞人はキムタクにこそ自らの政治的思想を託したようだ」検察側の罪人 ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0原田眞人はキムタクにこそ自らの政治的思想を託したようだ

2018年8月28日
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やっぱり公権力の「悪」を曝け出してこそ映画だよな。「真実」を希求すべき検察に私怨が介入した時、「正義」が手前勝手なストーリーテリングに姿を変える様がスリリング。それでも、原田眞人は自らの政治的思想の一端をキムタクに託しているようで、ダークヒーローとしても映る

「リング」で韻踏んでみたんやけどどうかな?

脇役のキャラ造形のクセが強く、骨太なドラマのようで、娯楽作としても楽しんだ。それにしてもジャニーズ製作でありながら、きっちり自分の色を出してくる原田眞人は作家だなと思う。セリフの1割は聴き取れず、息子の編集は独特、ピロートークの体位など諸々のディテールの謎、何よりインパール作戦!

ヒートこけし