「理解が追いつかない」検察側の罪人 ミキスマイルさんの映画レビュー(感想・評価)
理解が追いつかない
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上下巻ある原作をひとつの映画にしたせいか、説明が足らず関係性がよくわからなかった部分があった。木村拓哉演じる最上が松倉を罰したい心情になるのは仕方ないとして、第三者を銃で撃ってしまった時点で最上の行動はもはや正義とは言えないと感じた。
二宮和也演じる沖野が松倉を恫喝したシーンの沖野の豹変ぶりは引き込まれた。穏やかな好青年から一気にあの迫力ある態度に変わった演技力はすごかった。
ムダな恋愛シーンはいらなかった気がする。その代わりにもっと掘り下げて詳しく知りたい場面が多々あったし、ラストの終わり方があまりにもモヤモヤする。
なぜあの様なラストにしたのか?原作読んだ方に一体どこまで忠実に実写化されていたのかお尋ねしてみたくなりました。私も機会があれば原作読めたら、と思うが、簡単にまとめたはずの映画でこんなに理解に苦しむのだから原作はもっと難しいのかな、とも思う。
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