劇場公開日 2018年8月24日

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「二人のジャニーズ」検察側の罪人 映写技師さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0二人のジャニーズ

2018年7月29日
PCから投稿

知的

二人のジャニーズ共演、藤島ジュリーK製作では興味すら出ない。ところが原田眞人監督脚本と知り俄然興味が出る。試写会に呼ばれ観ることになった。二人のジャニーズを監督がどう料理するか楽しみだ。癖のあるキャスト陣は与えられた役を全身全霊で演じスクリーンに化学変化をもたらす。二人のジャニーズはどうだろう。二人に共通する欠点は童顔であること。アイドルでは利点でも役者には不利だ。今も十年前も同じ顔をしている。SMAP解散を乗り越えキムタクは大人の顔つきになった気がする。ニノは相変わらず幼い顔のままだ。結論から言えば原田監督をもってしても二人にケミストリーは訪れなかった。ジャニーズと他キャスト陣は砂糖と塩みたいな関係である。砂糖はお菓子やケーキ等のデザートに力を発揮する調味料だ。塩は和洋中華あらゆる料理に不可欠な万能調味料である。映画のスパイスとして二人が必要だったかと問われればNOである。二人のジャニーズが別の俳優だったら本作は異次元世界へと向かったと思える。映画そのものは楽しめたので星4つです。

映写技師