バーフバリ 王の凱旋のレビュー・感想・評価
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思わず息が止まる…!
壮大なスケールで展開する覇権争い!重力無視の超人ぶり!
突入突撃んなアホな、って思うけどテンポが良く、次から次へと何かが起こる内に力技で納得してしまう。
とにかく創意工夫の戦いが派手!!
戦いの描写もさることながら、表情も細やかですごい。喜怒哀楽は万国共通、感情移入しまくりでした。
ショックや驚きの大きな目の表情が、動きが、気持ちが流れ込んできます。
役者さん達や演出も素晴らしいですが、、絢爛豪華な美術、迫力のセット、美しい衣装。。。萌える野性味の大自然。。。音楽も、ここぞの心情など歌で解説、表現してくれます。
印象に残ったシーンはバーフバリから王女が一緒に弓矢で手ほどき受けながら戦うシーン。
息もつかせぬ展開で戦う王女が気が強く、カッコいい!!
鼻ピアス女性を美しいと思ったのは彼女が初めてです!
自分には馴染みのないインド映画ですが、RRRで気を良くしてこちらも鑑賞。
…息するの忘れてた…!プッハーっ!=3
インド映画って、パワフルですねぇ。
全編見せ場の一大スペクタクル
全編見せ場の映画として、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などと並び称されてもおかしくない凄さがある。インドの叙事詩、マハーバーラタを参照したフィクションであるが、神話を再現したらこうなった、という趣きがインド映画ならではの破天荒なパワーで描かれている。
かなり多くの逸話からの出典が見られ、インドでは多くの批評家とともに学者もこの映画に対して相当の言及をしているようだ。歌って踊るお気楽映画とも異なる雰囲気をもっているが、インドの文化的背景を知っておくともっと楽しめる。
もちろん何も知らなくても楽しめる良質の娯楽映画だ。アクションの見せ場が切れ目なく訪れ、愛と裏切り、権力争い、忠義と歴史ものの物語に欠かせない要素がこれでもかと詰め込まれていて観ていて飽きることはない。なによりスケールが破格。ハリウッド映画以上のスケール感を感じる。
全方位的にアッパレな壮大エンタメの完結編
『バーフバリ 伝説誕生』に続く二部作の完結編。インド映画のごった煮パワーにCGを足したらどうなるのかは既に『ロボット』が実践してくれているが、さらに『ベンハー』『グラディエーター』的なハリウッド流史劇スペクタクル要素を足してみたら、最高に熱くなれる豪快エンタメに仕上がりましたという大成功例。
王道のインド映画であるからして、当然歌って踊って恋をして、超カッコいい男と絶世の美女がみごとなキメ顔を披露する。荒々しいくもバカげたアクションシーのテンションも天井知らず。上映時間は長いけれど、正直まだまだ観ていられる。むしろ「バーフバリ」成分がまだまだ足りない!
そしてベタな英雄譚に思われがちだが、実は現代的な視点が多く感じられる。男女差別、インド文化に根付いた階級や格差の問題、セクハラへの対処法など、旧来の価値観を打ち崩そうという意志がみなぎっているのではないか。いずれにせよ、全方位的にアッパレな二部作、ありがとうございました!
世代を超えた復讐劇
前作がなかなか面白かったので続編を観た。冒頭から王になったバーフバリを讃える流れだね。しかし王座を取られた兄周辺はいきり立っていた。前作ほどのインパクトは前半無かったな。後半から人の道に劣る陰謀がうごめきやっと盛り上がって来たよ。でもちょっと盛り上がり方が違う様な気がするなと思ったら前に戻っていたんだね。勘違い起こす様でややこしいな。世代を超えた復讐劇だったんだね。
長いし残酷
残酷な描写が多く、インド映画何本か観たけれどこの映画が一番残虐で怖かった。長いし、とても制作は大変だったと思うが、観る方も疲れた!
日本映画で言うなら、時代劇に当たるのかな?復讐劇なんだけど、3世代に渡るから頭ごちゃごちゃになります。一人二役だし、従兄弟同士、髭もじゃお顔も似ている。
まさに王になるべくして生まれてきた男バーフバリ!
壮大なスケールの物語。第1作目なる「バーフバリ 伝説誕生」を見ていなくても、充分に楽しめる!
まず目を惹きつけられるのは、誰しもが見惚れるバーフバリの圧倒的な存在感!力が強く、人想いで、民衆からも慕われ、王になるべくして生まれてきたような男だ。
煌びやかな衣装や装飾品、象などの勇ましい動物たち、そして、華やかな歌や踊りに、とても楽しめる。
ストーリーとしても、王座を巡っての弟の覇権争い、そして、人を疑うことを知らないバーフバリが、愛する母からも、信頼する腹心からも裏切られ死んでいくところは、とても切なくなる。しかし、息子がその想いを胸に立ち上がって反乱を起こしていく様は胸熱だ!迫力満点の戦闘シーンも目を離せない!
こういったヒーロー物語を描いたら、インド映画は、ピカイチだね!
上映時間の長い理由が分かった
まったりと見せつけてくれるスローモーションのせいではなかろうか。
もちろんのみならず、愛と憎しみ、裏切りと忠誠。
入り乱れて殺し殺され、奪い奪われ。
なかなかに込み入った人間模様が濃く織り込まれた大河仕様であることも一因である。
さすがに長時間、じっくり付き合えば推しキャラも現れるのでは。
わたしの場合、職務のためなら泥水も飲む時代劇でいうなら忍びの立ち位置か、カッタッパだった。
何本かインド映画も見てきたが、ズバ抜けて何もかもの物量がスゴイ。
豪華賢覧な背景も衣装も見どころか。
インドそのものに詳しくないため、どこからがファンタジー要素でどこまでがリアルインドなのか区別がつかないから余計、異世界観がマシマシである。
婦女子にはタブーと、戦闘シーンも抜かりなく血みどろと作り込まれているが、
そのあたりに抵抗感がなければ完全無欠で勧善懲悪の王国ファンタジーだった。
あまりに劇画、気合の入りまくった全編ゆえ、主演俳優らの普段の振る舞いがどんなものかメチャクチャ気になる。
凱旋からの
2023年10月3日
映画 #バーフバリ 王の凱旋(2017年)鑑賞
王に指名されたバーフバリは、王女デーヴァセーナと恋に落ちるが、王位継承争いに敗れた従兄弟の邪悪な策略で王座を奪われ、生まれたばかりの息子の命まで奪われそうに
前半が山場な映画
驚天動地の一大インド叙事詩、ここに完結! その王政には限界があるぞ、バーフバリ!!
賢王バーフバリとその遺児シヴドゥ、親子二代にわたる冒険と戦いを描いたアクション叙事詩『バーフバリ』シリーズの第2作にして完結作。
晴れてマヒシュマティ王国の次期国王へと指名されたバーフバリ。しかし、そのことを快く思わない義兄バラーラデーヴァは王座を奪うべく謀略を巡らせる…。
監督/脚本はS・S・ラージャマウリ。
外連に満ちた奇抜な演出と、観るものの目を釘付けにするトンデモアクション。ラージャマウリ監督の作風が遺憾無く発揮されたこの『バーフバリ』シリーズであるが、本作で特筆すべきは、そこよりもむしろ舞台芸術や衣装の美しさである。
赤、青、緑、黄色といった鮮やかな原色を惜しみなく配した絢爛華麗な民族衣装、ハイクオリティなCGを使いスクリーン上に現出してみせた幻想的な中世インドの街並みや煌めく自然。それら美しいヴィジュアルと、ザック・スナイダー監督作品からの影響を強く感じさせる漫画的なキメ画がハイレベルに絡み合い、これまで観たこともないようなゴージャスな映像が映画全編を通して映し出されている。
この映像美を体感出来るというだけで、本作を鑑賞する意義は十分にあると言えるだろう。
絵画的な美しさは堪能出来たものの、アクションの面白さという点では期待を上回らなかったというのが正直なところである。ヤシの木攻城戦とか笑っちゃうところもあったんだけど、そういうのを最終盤になるまで出し惜しみしてしまうというのはなんとも勿体無い。
ストーリーに関しては、王道の貴種流離譚といって良い。登場人物たちの血の気の多さや、「いつ殺るか?今でしょ!」的な気狂いじみた行動力には面喰らうが、そんな唐突さにむしろ神話性のようなものを感じ、破茶滅茶な展開ながらむしろすんなり受け入れることが出来た。
ただ、それでも一つ気になるのは物語の着地点が「賢王による統治」だった点。
本作で引き起こされた悲劇の数々、それは偏に王族の権力争いと王政の腐敗に起因している。
民から絶大な支持を集めるバーフバリだが、その人気はやがて国の分裂を生み、愛する母子の絆にすらヒビを入れることになる。
民衆を一つに纏め、それを導いていくというのはバーフバリのような賢王をもってしても、というか周囲とのバランスを壊すような優秀な人間であればあるほどむしろ不可能である、という本作の描写は王政の限界への言及に他ならない。であれば、物語のクライマックス、バーフバリJr.の為すべきことは王座を継ぐことではなく、自らの一族が招いた不幸を断ち切るためにも王政を廃し、マヒシュマティ王国を民主国家へと導いていくことだったのではないでしょうか?
まぁ本作は王道の貴種流離譚を描いているのですから、流石にこのオチではひねりが効きすぎている。
モヤモヤするといえばモヤモヤするんだけど、バーフバリには賢い王様として、頑張って国を率いていってもらいたいものである。
世間では割と大絶賛されているこのシリーズだが、個人的にはそれほど楽しめず…。いやまぁ十分楽しんだんだけど、やっぱ『RRR』(2022)の衝撃には及ばなかった、かな。
初、インド映画、衝撃
RRRがあまりにも面白そうだったので、配信を心待ちにしていて検索。まだ購入しかないので、購入するか悩み、周りにとめられ、しゃあない、バーフバリでも見てみよか、くらいの感覚で視聴。
みてすぐのアクションシーンに、え?うそ、なにこれ、すごい、と目を奪われ、その後は一気見。(もう一つあることに気がつき、興奮とまらず後日視聴)
アクションシーンは、とにかく、痛快。戦いながら仲間と武器を投げて交換するとか、実際にはありえないことはわかってるけど、最高に気持ちいい。
ダンスシーンも派手で楽しい。なんでこんな衣装変えるん?楽しすぎる。
残酷なシーンの描写もリアルで怖い。
喜怒哀楽、いろんな感情が出てくる。
ストーリーもしっかりあって楽しめる。
そうなんや、インド映画ってこんなに面白いんや。とにかく、衝撃を受けて、この感動を知り合いに話しまくった。
最後に、口髭➕顎髭の主人公が、色気たっぷりで、この人に見つめられたら惚れるなと思った。
爽快で壮大なインド超大作
1作目鑑賞後に立て続けに2作目も観ましたが、1作目からのテンションを落とさず最後まで駆け抜けた感じでとても面白かったです。
基本的に細かな描写とかは無視していて、ハルクみたいに超人の主人公にツッコミどころは満載なんですが、テンポが良く、ストーリーが2部完結作とは思えないくらい詰め込んであるので飽きずに見れました。
ハリウッド映画だと確実に3部作構成にはなるであろう物語を2部で完結させてしまうインド映画のノリと勢いは実に爽快すぎました。
何も考えず観れる面白い映画が観たい人は、とりあえずこの作品観ておいたら間違いないと思います。
「インド映画完全に舐めてた、、🤣」きっとそう思います。
回りくどさナシのべったべた王道。むしろ清々しい。
2021年8月28日
とても人気だったので、気になって鑑賞。
回りくどさのない、べたべたのべたを走る王道。
ここまでべたべただとむしろさらさら。清々しい。
欧米映画(marvelなど、、)だと、敵のエピソードや余計な閑話休題を入れたりして、物語を複雑にしようとしますが、本作はそういう不純物は一切混ぜず、敵も情状酌量の余地なく切っていく。
バーフバリのチートさも、日本アニメの主人公をはるかに凌ぐものでした。
観ていて楽しかったです。
なんだこれは!(笑)褒めてます!
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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二部作の後半だけど、ここから観てもちゃんと判るように
始まって直ぐに前半のあらすじをザッとやってくれる親切設計!
話自体は勧善懲悪で、難しい話ではないので直ぐに入れ込めます。
全編これでもか!!と言うアクションシーンの連続だけど
それが一々違うシチュエーションで、いろんな戦法が出て来るし
コメディー要素もうまく取り入れられていて
飽きないし、テンポも良いし楽しい!楽しい!!
滅多に映画館に行かないけどスカッとする映画観たい!
と言う方には「スターウォーズ」よりよっぽどお勧めです!!
マジで!!
映画が終わって通路歩いていたら、20代の女子二人が
「最初は顔が濃いな〜と思ったけどだんだんカッコ良く観えてきた!」
と感想を語り合いながら面白かった!と話してました。(笑)
で、月に10本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
いや〜〜〜面白い!!
架空の大活劇なので人間にそれは無理じゃね!?
アベンジャーズか〜い!(笑)
みたいなシーンもあるのだけど
そもそも作り物だから、まあ良いんじゃね!!
そんなことより痛快大活劇を楽しんで欲しいし、
インド映画だからって大雑把な作りではないです。
伏線も丁寧に練られてるし、感情表現もしっかり伝わって来る。
神に選ばれた真の王とはこういう人であって欲しい
と思う民衆の気持ちも良く判る。
で、インド映画の懸案である、ミュージカルシーンも
決して無駄に長いと感じさせず、
心理描写をうまく表現するための手段として挿入されており
自然に溶け込んで来る感じです。
さらにインドならではの
地平線まで全部、人?と思える程のエキストラの数!
時代錯誤かも?と思うような超巨大セット!
そこに世界最高水準のVFXが効果的に使われているので
絵的には壮大且つ最強です!
ここ数年、インド映画は年に2本くらいは観てきましたが
これに極まれり!!って感じですね。
「ロボット」の荒唐無稽さと
「きっとうまくいく」の人と人との繋がりの妙
「巡り合わせのお弁当」の丁寧な人物描写
そんなものがみんな上手に詰まってました。
お勧めです!
一つだけ、これは映画館の問題なんだけど
もうちょっと音量を大きくして欲しかったな〜〜
★もう一度観るなら?
「絶対映画館!前半と続きで爆音特別上映して欲しい!」
3/11追記
願いが叶って前後続きで爆音上映を観ることができました!!
今回初めてこの物語の発端である「伝説誕生」の
シブドゥ時代の若々しい演技が良かった!
「王の凱旋」では王になるため育てられた威厳のある男だったけど
「伝説誕生」では一般人として育った少々子供っぽいシブドゥの
フレッシュでやんちゃな笑顔にやられてしまった!(笑)
この二人を見事に演じ分けたプラバースさん、素敵でした!(笑)
前回、映画全体に圧倒されてよく理解できていなかった
シヴァガミの心の動きなども今回は冷静に観ることができて
いや〜〜面白い!!
爆音上映初体験だったので若干不安でしたが
要所要所にちゃんと緩急が付けてあるので耳に負担にはならず、
ここぞ!と言うときはマックスに盛り上がる盛り上がる!
映画の音量は大事ですね。
★もう一度観るなら?
今度は絶叫上映で
「バーフバリー!バールバリー!バーフバリー!」(笑)
神話を映画で千年の後世に残す。
神話を千年の後世に残すに壁画や絵巻に続き映画でやるとこうなると知らされた。
ダメ押し荒唐無稽な大立ち回りそのものより、寧ろそれを発想し演じ撮るに絶対の自信に溢れ、その自信が色濃くフィルムに焼き付いたことを称える。
インド映画という異世界
インドでの興行収入が歴代1位の大ヒット作。古代のインドを舞台に、王位をめぐる争いを描いた物語。感想を思い出すままに書く。
・画面の色の密度が高い。金色のほか赤、紫、緑などいずれも濃い色。南アジアのエスニック。
・善玉悪玉のわかりやすい物語。演技は驚きも狼狽もわかりやすく素朴、ベタである。アクション場面も髪が風になびいたり、スローモーションを多用したり。
・ヒーローは顔の濃い男前であり、ヒロインは目のぱっちりした美人である。ヒーローもヒロインもキャラクターに影がなく完全無欠でまっすぐである。令和の日本では描けない。
・そして長い。一つ一つの描写が丁寧であるために合計141分。
一方で、エンドロールがないのは新鮮だった。いつも半ば義務感でエンドロールの終わりまで客席に座っていることを自覚した。
それにしても、何頭ものこぶ牛が野原を駆けるシーンを見ても、大げさに言うと世界の広さを感じた。また、本作はテルグ語映画であって「ボリウッド」と言われるヒンディー語映画とは言語圏が異なるらしい。
私がまだ知らない映画の世界が果てしなく広がっている。
いよっ!待ってました!
最初の暴れ象を諫めに登場するシーンから、そう声がけせずにはいられない。最初はくどく感じていたスローモーション多用も、もはや気持ちが盛り上がるためのイントロと化していた。また船が白鳥よろしくはばたくシーンも荒唐無稽と言わずただただ美しさに惚れ惚れするばかり。最近かすれ気味の映像が多い中、原色で勝負するインド映画に改めて映画の楽しみ方を学んだ気がする。後半、衝撃のシーンでは国母の目と顔が大アップになる昔の香港映画みたいなカメラワークが少し気になったが、カップルでの矢捌きなど流れるような映像はそれを補って余りある美しさであった。もう少しコンパクトになってると良いな…
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